「いつまでもご自信らしく」ベネッセの認知症ケア「いつまでもご自信らしく」ベネッセの認知症ケア

多職種のスタッフがチームでケア

小さな気づきの積み重ねで
ご入居者様の「心のありか」を
探ります

ベネッセの介護は、「その方の人生を学ぶ」ことからはじまります。
うれしかったこと、ゆずれないこと、そして夢など。
これまでの歩みを理解することでこれからの毎日に深く寄り添い、その方らしい生き方を実現するお手伝いができると考えるからです。
特に認知症の方のケアには、その方の人生のストーリーを知ることがとても大切だと考えています。徘徊や暴言・暴力などの行動も、その方の「心のありか」を知ることで、なぜそのような行動や表現をされるのかを理解し、その方が本当に望まれていることを知ることができます。
行動の真意がわかれば、それに合わせたコミュニケーションをとることで不安を取り除き、心地よい穏やかな生活に導くこともできるのです。

●センター方式によるアプローチ

ベネッセでは認知症ケアに「センター方式」を取り入れ、できる限り深くご入居者様を理解することに努めています。
センター方式のシートを活用してアセスメントを実施。心身の状態をはじめ、暮らし方や生活でのこだわり、過去から現在に至る生き方を「ご本人を主語」にしてシート記入していくことを通して、ご本人視点でその方の「安心」や「快」を見つけ、その方らしい生活を送るためのケアプラン作成に役立てます。

シートに記入された情報は、ケアに関わるさまざまな職種のスタッフやご家族に共有され、さらにそれぞれの関係者の日々の「気づき」を追加していくことで、より深くご入居者様を理解し、チームでのケアを効果的にするツールとなります。

*センター方式: 「認知症介護研究・研修東京センター」が開発した「認知症の人のためのケアマネジメントセンター方式(通称センター方式)」

ご本人を中心(センター)に、ご家族も含めたさまざまな職種・立場の関係者が、起こったことや気づきを共有しながら、チームでケアをしていきます。

全16枚のシートに、心身の状態、これまでの人生、生活スタイルなど「ご本人視点」で詳しく記入していきます。

メディカルホームくらら三鷹では

素早い情報共有で、
柔軟な対応を心がけています。

ご家族の方に記入いただいたご入居者様の生活史を元に、担当スタッフがアセスメントを実施し、ご入居者様の人となりや歴史を踏まえた上でケアプランを作成します。その後日々の生活の中で気づいたご入居者様の変化やケアの効果などはケア記録に残すだけでなく、担当のスタッフ間で可能な限り早いタイミングで口頭伝達を行っており、ご入居者様についての情報がスタッフ間で差がでないように配慮しています。

ご入居者様に気になる変化があったときにはすぐに情報共有を行い対策を検討します。

また、ご入居者様にいつもと違うご様子が見られた場合は、介護職員からホーム長や看護職員にすぐに連絡が入り、必要に応じてミニカンファレンスを行い即座に対応ができるような体制をとっています。PTやOTのアドバイスに基づいたケアの効果についても介護職員から詳細に報告するなど、多職種のスタッフの間で、観察⇒意思決定⇒行動のプロセスを素早く行い、ご入居者様の状態に応じて柔軟に対応し、ケアの質を深めていけるように心がけています。

「心のありか」の発見で強い帰宅願望から穏やかな生活へ

A様は病院に入院されていましたが、他の方の部屋に入ったり、パジャマのまま外出して警察にお世話になるなどして病院では対応が難しくなったため、ベネッセのホームに入居されました。ご入居後は帰宅願望が強く、ホーム長をはじめとしたスタッフもA様の行動やお気持ちを汲み取れずにどう対応したものか困る日々が続いていました。

奥様のことが心配だとおっしゃれば、奥様にホームで寝泊まりをしていただくなど、A様が落ち着かれるための試みをいろいろ試してみるのですが、なかなか改善されません。

そんなあるとき、介護職員の一人がA様が長年ビジネスマンとして責任ある立場でお仕事をされていたことを知り、仕事についての会話をしたことがきっかけで、A様にスイッチが入りました。「仕事モード」で接することで、A様が落ち着きを取り戻されたのです。その後は、A様にとってはリビングが職場、お部屋がご自宅となり、生活のリズムができてスタッフとの会話を楽しまれるなど穏やかに過ごされています。

A様にとっての「心のありか」が「お仕事」であることに気づき、スタッフで共有し、接し方や環境を変えることで、A様にとって居心地がいい場所や時間をつくることができたエピソードです。

安心感に包まれる少人数のグループケア

居心地のいいリビングで
顔なじみと暮らす安心感を
大切にしています

少人数で生活をともにしながらケアをする「グループケア」は認知症のケアとして適している方法と言われています。
ベネッセでは、「くらら」「まどか」シリーズでグループケアを取り入れ、リビングを中心とした空間で、心身の状態や習慣・こだわりなど、その方をよく知るスタッフがチームでケアを担当しています。リビングは複数あり、それぞれ人と人との関係性がつくりやすい人数規模での生活単位をつくっています。

自宅のように居心地のいい家庭的な温もりのあるリビングで、気心の知れた顔なじみのスタッフや他のご入居者様に囲まれて暮らす「安心感」が認知症の方にとってはとても大切なこと。たとえ認知症が進行して、ご家族の顔がわからなくなったとしても、この安心感が心の中にあれば、その方らしい人生を送っていく力にもなると言われています。

*一部ホームでグループケアとは異なる場合がございます。詳しくは各ホームの情報をご確認ください。

くらら上井草では

認知症ケアに精通したスタッフが
きめ細かに対応いたします。

お身体の状態によって生活フロアを分けています。認知症の方々が生活される3階のフロアには間仕切りで2つに分けられるリビングがあり、12名のグループが2つ、このリビングを中心に生活をされています。

1グループの12名の方に対して、日中は6名、夜間は1名のスタッフが配置され、ご入居者様を24時間見守れる体制。夜間も含め、フロアには常に誰かがいて話を聞いてくれる環境があるため、不安や寂しさを感じやすい認知症の方でも安心感を得られやすく、落ち着いた生活を送ることができます。

顔なじみのスタッフに見守られながら慣れ親しんだ作業に取り組みます

夜中に寂しさからお部屋を出て歩かれているご入居者様がいらっしゃれば、お声掛けをしてホットミルクを飲みながらお話するなど、お一人おひとりに向き合って、その方にとっての安心や快、居心地のよさを見つける努力をしています。

また、認知症のフロアに専属で勤務して経験を積んだ、認知症ケアに精通したスタッフを多く配置し、認知症の方の一般には理解されにくい行動に対しても、その心情を素早く察知し、的確に対応できるよう心がけています。認知症の方は夕方に不安になられる方が多いため、夕方の時間帯は少し人員を増やすなどの工夫もし、きめ細やかなケアができるような体制を整え、認知症の方々がお一人おひとり「その方らしく」お過ごしいただけるような環境づくりを行っています。

グループの穏やかな雰囲気の中で、自分らしさを取り戻された I 様

物を盗られるという思い込みから近隣トラブルを起こしていたI様。ご近所に怒鳴り込むなどの行動が続き、ベネッセのホームに入居されることになりました。ご入居直後は時折スタッフに対して怒りをぶつけて、大きな声を出されることがあり、そんな様子を見てまわりのご入居者様も敬遠されることもありましたが、スタッフが常に寄り添いお話を丁寧に伺う中で、1ヶ月も経つ頃にはすっかり落ち着かれ、周囲の方とも馴染むことができました。

スタッフが認知症についてよく理解して対応したことに加え、グループの方々の穏やかな雰囲気にI様がいい意味でのまれて、自然に溶け込んでいかれたようです。

認知症の方が一般の社会の中で、理解されずに孤立したり浮いてしまったりすることがままありますが、同じような状態の方々のコミュニティ(グループ)の中で、知見を持ったスタッフに見守られながら生活することで、否定されたりすることなくありのままの自分を発揮していけるのがグループケアのよいところです。

役割を持って、自分らしい生活

できることは自分で
自分でできる自信・
人の役に立つ喜びを
いつまでも

歳を重ねると、ご自分でできないことが増えていきます。ホームでの生活はともすると、「上げ膳据え膳」になりがちですが、ベネッセでは、できないことをお手伝いするとともに、できることにも目を向け、ご入居者様のお力を発揮していただこうと考えています。
その試みのひとつが「役割」を持ち続けることです。長年携わってこられた仕事や家事、楽しまれていた趣味を生かして、その方だからこそ担える「役割」をホームの中で持っていただくことで、いつまでもご自分らしく活躍できる場を持ち、ハリのある生活をお送りいただけるよう心がけています。

認知症になっても、慣れ親しんだ作業などであれば、その方らしさを発揮しながら行うことができます。人の役に立つ喜び、自分でできる自信は、生きる力にもつながると考え、認知症の方にも積極的に「役割」を持っていただけるよう働きかけと環境づくりを行っています。

まどか川口芝では

自分でやりたい
というお気持ちを尊重し、
待ち・見守るケアを。

「洗いものや洗濯は自分でしたい」「庭の手入れが好き」「得意な料理をふるまいたい」など、これまでの生活の中でお好きだったこと、慣れ親しまれてきたことをホームに入居されても継続して行っていただけるよう、お一人おひとりのご希望を伺いながら、それを実現するためのお手伝いをさせていただいています。

班会議では活発な意見交換が行われます。仲間との協働作業は楽しい!

一見危なそうに見える作業も、その方にとっては普通の動作で安全なこともあります。スタッフはそれを見極めながら、「自分でやりたい」というお気持ちを尊重し、待ち、見守り、そして少しお手伝いすることを心がけています。

お仲間と一緒に役割を担うこともあります。それが「班活動」です。園芸班では、班会議でホームの菜園で育てるものを話し合って決め、みんなで土を耕し、苗を植え、育て、収穫します。料理班は献立を考え、調理し、入居者のみなさんにふるまいます。

一人ではできないことでも、お仲間やスタッフと一緒であればできることがたくさんあります。班活動によってお互い助け合いながら、好きなこと得意なことを継続していけるのです。 こうした活動を通して、ご入居者の皆様からは「自宅にいた頃よりも楽しい、生きがいがある」「生活にハリが出て、いきいきしている」などのお声を多くいただいています。

誰かに頼られる嬉しさを感じて

Y様は一人暮らしをされていました。一人でなんでもやらなければいけないというプレッシャーからか、息子様のお話では、表情も曇りがちで気に病む様子がよく見られていたそうです。あるとき入院されたことをきっかけに、将来的な不安からホームへの入居を決断されました。

ご入居後は、たくさんの"やらなければならないこと"から解放され、"やりたいこと"をご自分で自由に選択できる環境になったことで、ストレスがなくなり、表情がやわらかくなられたそうです。

Y様はかつてオーナーシェフとして腕をふるわれていました。そこで、ホームでも料理を作っていただくことになりました。料理中のY様は、息子様の記憶にあるかつて料理人だった頃のお父様のお姿と変わらないそうです。

いきいきと料理をされるY様のお姿をうれしそうに見守られながら、息子様は「料理をすることに危険があっても、そのリスクをきちんと説明してくださった上で、何が父らしいかを考えて見守りながら自立を支援してくださることがありがたいです」とおっしゃいます。

料理について、ホームの中で一目を置かれるY様は「誰かに頼られるってうれしいね」と心からの笑顔でお話されていました。

認知症になっても「その方らしく」、いきいきと人生を過ごしていただけるようなお手伝いをベネッセは追求しています。

ベネッセではすべてのホームで認知症の方の受け入れが可能です。まずは資料をご請求ください。お近くのホームの資料をお送りします。ベネッセではすべてのホームで認知症の方の受け入れが可能です。まずは資料をご請求ください。お近くのホームの資料をお送りします。

*ホームの状況やお身体の状態によって
お受け入れできない場合もございます。

ホームをお選びになりたい方は
こちらからホームを探して、資料をご請求ください。