体験談
vol
35

転んで恥骨骨折をした母は、ホームスタッフの方たちの的確なお手伝いとリハビリで杖をついて歩けるまで回復しました。

2017年07月18日
  • ご入居時期
    2015年9月
  • ご入居者様
    86歳 女性
お話を
伺った方
M様 60歳(ご長男)
ホーム名
ここち東船橋

79歳のときにご主人を亡くされたお母様はご自宅を手放して、大阪のご長女の家と千葉のM様の家を半年ごとに行き来する生活をスタート。2年後に落ち着いた暮らしを希望してM様ご家族と同居し、毎日バスを乗り継いで福祉センターに通っていました。

両親は三重県で祖父の代から続く、花や雑貨を扱う店を営んでいましたが、父が60歳のときに雑貨屋だけに縮小し、休日は夫婦で旅行などを楽しめるようになりました。その後、自宅兼用の店を立ち退くことになり新興住宅に引っ越し。ご近所の人に恵まれ夫婦で穏やかな70代を過ごしていました。
父が亡くなった後、一人暮らしには広すぎる自宅を手放して、大阪に住む姉の家と千葉の私の家に半年ごとに行き来する生活になりました。2年後、母はそろそろ落ち着きたいと希望してわが家に同居。当時要介護1でしたが自分でバスを乗り継いでほぼ毎日、市の福祉センターに通っていました。母は物静かな性格なので積極的に人とかかわるわけではないのですが、同じような年齢の方たちとおしゃべりしたり趣味の俳句を楽しんだりしていました。ただ、わが家は都会のマンションなので、長年自然豊かな田舎の広い家に住んでいた母には少し窮屈だったようです。

お母様の足の調子が悪くなり、M様は老人ホームへのご入居を提案。お母様は快く受け入れてくださり、ホーム探しを始めました。ご自宅近くのベネッセのホームを3ヶ所見学し、お元気なお仲間が比較的多い「ここち東船橋」に決めました。

同居が始まって3年後、84歳の母は足の調子が悪くなり、福祉センターに通うことが難しくなりました。デイサービスを考えたのですが、万が一転んで骨折などをして寝たきりになった場合、わが家での在宅介護は難しいと思い、母に老人ホーム入居を提案。快諾してくれたのでホーム探しを始めました。
親の介護を経験している会社の同僚や知人に「どこのホームがいい?」と聞いたところ、「うちの親はベネッセのホームに入居していて、とてもいいよ」とすすめてくれました。私も経営母体がしっかりしているベネッセなら安心だと思い、自宅近くにある3ヶ所を見学し「ここち東船橋」に決めました。3ヶ所ともスタッフの方が明るく、対応もよかったのですが「ここち東船橋」は、お元気な入居者さんが比較的多く、認知症も軽度で会話にも問題がない母には合うと思ったのです。
見学した翌週母を連れていき体験利用をすすめたところ、ホームのなごやかな雰囲気やお部屋も気に入ったようで了解してくれました。

入居して1年後、お母様は転んで恥骨を骨折されしばらく寝たきり生活になりましたが、スタッフのお手伝いとリハビリで回復しました。M様はホームに入居していて本当によかったとスタッフに感謝されています。

体験利用後そのまま入居した母はすんなりホーム生活に慣れ、「帰りたい」とは1度も言いませんでした。日中のほとんどをダイニングで過ごし、親しくなったお仲間とおしゃべりしたり、アクティビティを楽しんだり。週1回私たち夫婦が訪問すると、いつもくつろいだ笑顔で迎えてくれてホッとしました。
入居して1年後、部屋で転んで恥骨骨折をしたときはホーム長さんとスタッフの方がすぐに病院に連れて行ってくれました。入院はしないでホームで安静を保つために寝たきり生活になったのですが、スタッフの方たちの介護用ベッドに取り替え手すりをつけるなどのすばやい対応に頭が下がりました。早い段階から廊下で歩行練習をするなど的確なリハビリをしてくださったおかげで、要介護5にはなりましたが、車椅子で移動できるだけでなく、調子がいいときは杖でダイニングまで行けるようになりました。もしわが家に同居していたら、手厚いリハビリはできず寝たきりのままだったでしょう。心からスタッフの方たちに感謝しています。
現在は骨折も完治し骨折前のようにホーム生活を楽しんでいます。私は定年後も再雇用で同じ会社に勤め、海外出張もある激務が続いているので、母を安心して任せられるホームに出会えて本当によかったです。

お母様は骨折されたとき夜中のトイレにスタッフを呼ぶのは申し訳ないと自力で立ち上がったことが何度かあり、M様はベッド横に「トイレのときはコールボタンを押して。骨折が治ったら紅葉を見に連れていきます」と書いた紙を貼りました。

骨折から2ヶ月後、M様ご夫婦と久しぶりに外出され、お母様は満面の笑顔を見せてくださったそうです。

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