ベネッセ その方らしさに、深く寄りそう。ベネッセスタイルケア

介護の質の高さは、スタッフ個人のセンスや経験頼りだと考えていませんか?

ベネッセの目指す介護の匠『マジ神®』の育成に「研修体制×テクノロジー」で取り組んでいます。

介護のなかで求められるのが「その方らしさ」に合わせたその時々の判断と行動。
スタッフの腕の見せどころである一方、思うような結果につながらずに悩むことも現実として多くあります。
私たちは、介護力の高さが個々の勘やセンスのよさに紐づくものとせず、
体系化された研修と実践のサイクルを通して育成していくことを目指し、人財育成のメソッドを開発。
「人」の観点を反映させたテクノロジーも活用しています。

PROLOGUE

いつも険しい表情をされていたご入居者様が数時間で笑顔になって

介護の質の高さが「ありたい姿」の実現に深くかかわるからこそ、実践知を言語化し、目指す人財の育成メソッドを開発することが重要になります。教育事業が起点のベネッセとして、体系化された研修と実践のサイクルを通して介護力の高い人財を確実に育成していくことを目指します。

『マジ神®』誕生のエピソード

あるホームのご入居者様が、認知症の周辺症状により笑顔が見られなくなっていました。

スタッフが悩んでいた時、認知症ケアの高い専門性を持ったベテラン社員が訪れてご入居者様へのかかわりを実践したところ、数時間で笑顔に。

その光景を見た新人社員が「〇〇さん、マジ神っすね」と発した言葉から、ベネッセが目指す介護の匠を『マジ神®』と定め、資格として認定することになりました。

認知症による周辺症状が
強く現れていたご入居者様

『マジ神®』のかかわりで
ご入居者様が笑顔に

その光景を見た新人社員が「〇〇さん、マジ神っすね」と発した言葉から、ベネッセが目指す介護の匠を『マジ神®』と定め、資格として認定することになりました。

ベネッセ独自の専門資格制度(『マジ神®』制度)

ご入居者様の「ありたい姿」の実現やQOL(生活の質)向上を目指すには、ご高齢者の身体の動きや病気・お薬のことなど、さまざまな領域で専門性を高めていく必要があります。そのために、ベネッセでは下記4つの介護の専門領域で『マジ神®』の実践力を言語化し、認定しています。

  • 認知症ケア

    「その方らしい」生き方を実現いただくために、認知症の方の「心のありか」を探りながら課題を解決。ご入居者様とスタッフ両方の不安を取り除き、笑顔を生み出せるような人財の育成を目指します。

  • 介護技術

    「まるで自分で動いているかのように感じられる」介助は、動きたい気持ちから「あたりまえ」の実現にもつながります。お一人おひとりに合わせた根拠ある介助方法を決定し、指導できることを目指します。

  • 安全管理と再発防止

    事故*1に至った事実・真実を明らかにし、原因の仮説立てをします。「その方らしさ」を踏まえたケアやかかわりを検討し、実践。ホーム全体での安全管理と再発防止徹底へ導くことを目指します。

  • 医療連携&ACP*2

    さいごまでその方らしくお過ごしいただくために、今後起こりうる変化を見通します。医師や薬剤師、ホーム内の多職種と連携して体調や生命にかかわる原因を探り、サービスの提案・実践を目指します。

*1:ご入居者様に何らかの身体・精神的/財産的影響が生じる可能性のある事象すべてを事故と定義。

*2:AdvanceCarePlanningの略称で別名「人生会議」。人生の最終段階の医療・ケアについて、本人を主体に家族や医療・ケアチームが事前に繰り返し話し合うプロセスのこと。

人財育成のための❷つの方法

ベネッセの介護を牽引していく人財である『マジ神®』。
私たちは、「❶人財育成プログラム」「❷テクノロジー(マジ神AI)の活用」でその育成に取り組んでいます。

1 人財育成プログラム(「認知症ケア」領域の場合)

介護のプロフェッショナルを育成する「Step1~3」の研修では、ご入居者様のQOL(生活の質)向上を実現するための知識・技術・実践力を段階的に学んでいきます。そして、『マジ神®』の研修で「仮説立て→実践→検証」を繰り返し実践することを通して「ありたい姿」を捉える力、多職種を牽引して課題を解決する力など、各専門分野の『マジ神®』に求められる力を高めていきます。

STEP 1

評価の観点

対話を通してご入居者様の想いに気づき、多職種と相談しながら実現を目指している。

STEP 2

評価の観点

ご入居者様の人生から「その方らしさ」を捉え、「ありたい姿」の実現を目指し、多職種で取り組むことができる。

STEP 3

評価の観点

認知症により現れる不安やとまどいの根本原因を探り、多職種と一緒に解決して「ありたい姿」を実現できる。

介護の匠 マジ神®

評価の観点

多職種を牽引し、「ありたい姿」への課題を解決。業務を改善してスタッフの実践力を育み、定着させることができる。

『マジ神®』の
認定・更新制度

  1. 『マジ神®』の研修
  2. 対象ホームでの実践
  3. 事例発表・認定試験
  4. 年に1回の更新試験

2 テクノロジーの活用(マジ神AI)

科学的な根拠に基づいた『マジ神®』の思考や行動をデータ化し、教師データとして役立てるために開発した「マジ神AI」。その方の「ありたい姿」に近づくのを妨げる原因を探っていく際にお身体の状態や生活リズムの変化、仮説立てのヒントを示唆することで、『マジ神®』ではないスタッフの判断や行動をサポートしています。

AWARD

「ニューズウィーク日本版SDGsアワード*32023」
社会部門において優秀賞を受賞

ご高齢者のQOL(生活の質)向上と介護人財の育成を目指す「マジ神AI」がサステナブルな世の中にしていくためにAIを活用した好事例であること、個人のウェルビーイングに注目している点も特徴的だと評価されました。

「マジ神AI」の開発が
「第40回IT賞*4」受賞(顧客・事業機能領域にて)

介護の匠『マジ神®』のノウハウをシステム化した「マジ神AI」の開発が対応の難しい認知症ケアの支援につながった点が評価されました。

*3:1933年に米国で創刊の『Newsweek』。1986年に日本版として『ニューズウィーク日本版』が創刊。SDGsに取り組む日本企業を世界に発信することで、新たなアイデアが社会課題の解決につながることを目的として開催。

*4:公益社団法人企業情報化協会主催。"ITを活用した経営革新"に顕著な努力を払い、優れた成果をあげたと認めうる企業・団体に対し授与。