ベネッセ その方らしさに、深く寄りそう。ベネッセスタイルケア

認知症になっても、介護が必要になっても、生きがいのある人生を。

ご入居者様お一人おひとりの「やりたい」気持ちとご自身が「できること」を知り、
ご家族様にもご理解いただきながら、その方の「やりたいこと」の実現を全力で支えていく。
この『自発支援®』の取り組みこそが、私たちの目指す介護だと考えています。

「できること」も「できなくする」介護とは?

皆様が「楽しみだな」と思うのは、どんな時でしょうか。たとえば、「とっておきの場所へお出かけするから、オシャレをしよう」「友達がオススメだといっていたことをやってみよう」など、ワクワクする気持ちが生まれる時。そして、それを「やれること」が日々の楽しみにつながっているのではないでしょうか。

それは、ご高齢の方にとっても同じはず。しかし、介護が必要になると生活にまつわる何かひとつができなくなっただけで、周囲の人は「もう何もできない」と捉えて、本当はご自身ができることまで取り上げてしまいがちです。すると、介護される方の気持ちまで奪って身体機能の低下をさらに招き、どんどんできないことが増えていってしまいます。

図:ご高齢の方のQOL(生活の質)低下につながる悪循環

大切なのは、「やりたい」気持ちを支えること

ベネッセでは、日々の生活における行為をすべてお手伝いするのではなく、その方の「やりたい」気持ちとご自身が「できること」を知り、「やりたい」という想いを実現できるように支えていくことを大切にしています。

これまで30年にわたり、たくさんのご高齢者とともに過ごし、多くの方が「やりたい」「役に立ちたい」という気持ちをもって、誰かのため、何かのために歩まれてきた人生を見つめてきました。そのなかで、『その方らしさに、深く寄りそう。』とは、その方の「やりたい」気持ちに寄りそうことなのだと気づきました。

施設でありがちな「やりましょう」というお声がけをするのではなく、その方の「やりたい」気持ちを引き出す働きかけをしながら「やりたいこと」の実現へとつなげていく-。

私たちは、この取り組みを『自発支援®と名付けました。

たとえ認知症になっても、介護が必要になっても、日常生活で「料理を振る舞う」「野菜を育てて収穫する」「スポーツで競い合う」といった、これまでの人生と変わらない普通の楽しみや目標を持てること。そして、「やれた」「役に立てた」という気持ちが生まれることが、「また」「今度は」という明日への新たな楽しみにつながります。

こうして生まれた好循環は、ご入居者様ご本人だけでなく、ほかのご入居者様の刺激にもつながり、新たな好循環が生まれていきます。

図:「自発支援®」の「やりたい気持ち」が生まれる好循環

お仲間がいるから、「役割」が生きる

ホームが生活の場としてご自宅とは違う点に、「お仲間(ほかのご入居者様)」の存在があります。スタッフとの「1対1」の関係だけでなく、お仲間との「多対多」の関係があるからこそ広がる輪があります。

料理も、庭の手入れも、運動も、自分のためにだけ行ってみても、なかなか新たな意欲にはつながりにくいもの。でも、お仲間に料理を振る舞って「おいしい」といわれると、「また作ろう」という気持ちになったり、鉢植えの水やりを続けて「きれいな花が咲いたね」といわれると、「次は何を植えようかな」と考えたり。スポーツの試合でグループ一丸となって戦えば、その喜びをお仲間と分かちあうことができます。

  • ❶園芸活動では季節ごとにさまざまな野菜を栽培し、収穫(まどか川口芝)
  • ❷ホーム長やお仲間と「府中へら鮒センター(弊社非運営)」へ釣りに(メディカルホームくらら調布)
  • ❸それぞれが役割を持つ料理活動は、メニューも皆様でご相談(リハビリホームまどか川口芝)

「多対多」のさまざまな関係が自然に存在するホームには、その方ならではの役割により「誰かのためになれた」と感じていただける場や、知らず知らずのうちに支えあえる場がたくさんあります。

それは、想像を超える相乗効果を生み、さらなる「その方らしさ」の発揮や、たくさんの笑顔へとつながります。

ホームは、これまで生活されてきた地域社会が凝縮され、新たな関係が生まれる場所なのです。

介護はお一人おひとりのご事情で異なりますので「必ずこういう状態に改善できます」と、お約束することまでは難しいのが実情です。しかし、私たちはお一人おひとりに深く寄りそい、皆様の介護にまつわるお悩みの解決を目指してまいります。