ベネッセ その方らしさに、深く寄りそう。ベネッセスタイルケア

ご自宅のような「居心地のいい場所」を老人 ホームにつくることはできないものなのでしょうか?

ベネッセのホームでは、サービスから環境づくりを考えています。

「なぜか、ここちよい」と、自然に人が集まる場所があるということは、
私たちが高齢者ホーム事業をはじめた時から感じていました。
偶然や知らず知らずのうちにではなく、どのホームにも居心地のいい場所をつくりたい、という想いから、
うまくいった空間のケースを集めてパターンに分類し、言語化する取り組みを開始。
『ベネッセメソッド®』の起点となる『その方らしさに寄りそった環境づくりの手掛かり』が誕生しました。

「居心地のよい場所」をつくるための手掛かりを求めて

なぜうまくいっているのかを導き出すために、当時、全国300以上あったホームからご入居者様に人気のある空間の実例603個を収集し、丁寧に分析しました。

そのなかで、一脚の椅子が置かれたスペースが、あるご入居者様のお気に入りの場所になっている事例に注目。

そこは、ご入居者様の「誰かと一緒にいたい」という想いにスタッフが寄りそい、人の気配を感じながら外の景色が見えるように工夫して、椅子を置いた場所でした。

こうした考察を重ねることで、再現性のある65の環境づくりの「手掛かり」を抽出し、13のグループに分類。

これにより、スタッフ同士が共通の視点をもって会話ができるようになり、ご入居者様のよりよい暮らしを支える環境づくりに活かされています。

ご入居者様に人気のある空間の実例を分析

環境づくりに取り組むことがよりよいサービスへとつながっていく

  • ご入居者様お一人おひとりを思い浮かべ、手掛かりのカードを使いながら相談することで、環境づくりのアイディアが広がっていきます。

私たちは、環境づくりをケアのひとつの手段だと考えています。ご入居者様の想いに寄りそい、ここちよくお過ごしいただける空間を整えることは、質の高いサービスにつながるからです。

「手掛かり」は、新しいホームの設計時だけでなく、既にあるホームでも活用され、ご入居者様の「やりたいこと」や「お困りごと」を解決するのに役立てられています。スタッフ同士の対話を通じて新たな気づきが生まれることは、よりよいサービスの創出へとつながっています。

AWARD

2017年度
グッドデザイン賞*1 受賞

単なる「高齢者施設でのノウハウを集めた本」ではなく、「その経験知の量と質による問題解決への丁寧なアプローチは、他では真似できない」として評価されました。

*1:公益財団法人日本デザイン振興会主催。社会を豊かにするものごとをデザインととらえ、その質が 評価・顕彰される日本で唯一のデザイン支援活動。