グランダ本藤沢のホームの暮らし（ホームブログ 「ちょっと私にやらせてみらんね」）

「園芸倶楽部」の続きです。
苗を植えてからしばらく経った、ある日の午後…。
ご入居者様と、お庭のテラス席で外の風に当たっていると、植えていた苗が、少し伸び、倒れ始めていました。
スタッフが、「うーん、こんな風に伸びるものなのかな」と首を傾げていると…。
ご入居者様から「ちょっと竹を持ってきて、ここに刺してやらんね」とのお声が…。「すぐにその場で」畑仕事の授業がスタートしました。

先生は、人生の大先輩である「ご入居者様」。
生徒は、スタッフです。
スタッフが慣れない手つきで、添え木を立てようと苦戦していました。その様子をご覧になり…「ちょっと私にやらせてみらんね」と、先生のご指導が始まりました。
「これはね、こういう風にやさしく幹を、外側に添えてあげるとよ。人間のためだけにいいんやなくて、お互いにキュウリやトマトのためにいいようにしてやらんといかんの」
人生の大先輩のありがたいお言葉に、日々勉強させていただいております。