ベネッセの介護
※写真はすべてイメージです。
介護事業をはじめるきっかけは、
一人の思いから。
1989年、当時福武書店の社長であった福武總一郎の祖母が他界。その一年ほど前から訪問介護をお願いしていたものの、一人目も二人目も祖母とうまくいかず、三人目のヘルパーと出会い、初めて安心した幸せな表情を見ることができたといいます。この時、福武が感じたのは、「長く生きてきた人が、最後の最後に我慢しながら生きることがあってはならない。年をとればとるほど幸せになる国でなければならない」ということ。この強い思いが、ベネッセの介護の原点となりました。そして1995年、社名を福武書店からベネッセコーポレーションに変更。新たにホームヘルプサービスから介護事業を開始し、「よく生きる(Benesse)」を高齢者に向けてもお手伝いすることで、人の生涯に寄りそうことを目指しました。ベネッセの介護は「ご本人様やご家族様が納得するサービスを選べるようにする」「最後まで自分らしく尊厳を持って生きられるようにしたい」。この信念が独自のサービスとなって実践されています。

ご自宅で過ごすような何気ないやすらぎを、よろこびや笑顔であふれる楽しみを、
いつも誰かに見守られている安心感を。
ベネッセのホームは、皆様にとってこれからの暮らしを謳歌するための場所でありたいと願っています。
「アリア目黒洗足」エントランスラウンジ
ベネッセの有料老人ホームは、お身体の状態、ライフスタイル、ホームの立地やお支払い方法、ご希望のサービスに
合わせて、6つのシリーズからご自身に合ったホームをお選びいただけます。
安否確認や生活相談といった高齢者の安心を支えるサービスを提供するバリアフリー設計の賃貸住宅です。お一人おひとりの生活習慣や価値観を大切にしながら、自由に安心して暮らしていただける住環境もご提供しております。
私たちは、ご入居者様が「ご自分らしく生きること」を何よりも大切にしています。その方がどのような人生を歩まれ、何を望まれ、どのようなこだわりをお持ちなのか、心のありかを考えてから、サービスのあり方を考えます。ベネッセの生活プランとは、ご入居者様が生きがいを感じながらホームでお過ごしいただくため、またご家族様に安心してホームにおまかせいただくために、その方が持つ力を最大限いかしたサポート内容を、個別のサービスとして形にしたものです。生活プランは、ご入居者様とご家族様、ホームがその方らしい生活を一緒に創っていくための、生活の設計図です。
その方の人生を学ぶことからサービスを考える「生活プラン」。
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ご入居前にお身体の状態やご要望を伺うだけでなく、ご自宅にある家具や小物などを拝見し、その方に映る景色を知ることで、こだわりや好み、視点の理解に努めます。お一人おひとりが生きがいを感じる日々を紡ぎます。
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ご入居後もその方を「知り続ける」ことで、その方の「ありたい姿・状態」に近づいていただけるようなサポートをご提案。「ご自分らしく生きること」を実感いただけるサービスの提供を目指しています。
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ホームの生活にあわせていただくのではなく、大切にされている習慣や、長い人生で培われた生活リズムを尊重して、急がず、焦らず、ゆっくりとお過ごしいただきます。
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日々の生活のなかでの気づきをホーム内で共有。計画作成担当者、ホーム長をはじめ、多職種が協働して取り組み、必要に応じてプランの見直しを行います。
その方の「ありたい姿・状態」に近づいていただくために、
ホーム全体でご生活を支えてまいります。
名称にもこだわった「生活プラン」。
一般的に、ホームにおけるプランは「介護サービス計画書」「ケアプラン」などの名称で呼ばれ、ご入居者様の今の状態へのかかわり方を表したサービス提供者側のもの。ベネッセの「生活プラン」は、その方の過去にも目を向け、人生や生活を線で捉えてサービスを考える、ご入居者様が主語のプランです。
私たちは、“徹底したお客様志向”と、一緒に暮らしをつくる“共創”をサービスの基本とし、これからも生活プランという名称にこだわり続けます。
「生活プラン」基本サイクル
(介護付有料老人ホームの場合)
アセスメント・多職種カンファレンス
その方らしさを深く知り、ご入居者様の「ありたい姿・状態」に近づくために現状と課題を整理。計画作成担当者や看護職員、介護職員、機能訓練指導員など多職種が各専門性を発揮しながら協働して取り組みます。
把握・評価・改善
ご入居者様は、老化や複数の病気により心身の状態変化が起きやすくなります。日々の変化から中長期的な変化を見通すことで生活プランの変更の必要性を判断。再びアセスメントに戻っていきます。


ご入居者様のありたい姿・状態
ベネッセでは、新入社員をはじめ、ホーム長や看護職員など多くのスタッフを対象にした多種多様な研修を行っております。一人ひとりの技術や意識の成長が、よりよいサービスにつながると考えているからです。「お客様本位で考える」ことを基本思想に、長年、教育に携わってきた経験をいかし、すべてのスタッフが一定レベル以上の技術を身につけられるよう人財育成に取り組んでおります。
介護のプロフェッショナルを育てる人財育成プログラム
私たちは、『その方らしさに深く寄りそう。』という理念の実現を目指し、ご入居者様お一人おひとりに合わせて判断・行動できる、「介護のプロフェッショナル」を育成するための研修制度を整えています。
社内研修の一例
「介護福祉士(国家資格)」の取得支援
ベネッセスタイルケアの
「介護福祉士」資格取得支援制度
受験資格取得
のサポート会社が指定する実務者研修の受講費を全額助成
受験勉強
のサポート
※1●会社が開く受験対策講座の無料受講
または●外部の講座受講費・テキスト購入代を助成
※1 所属エリアにより上記いずれかの対象に
受験の
サポート受験料を全額助成
ベネッセスタイルケアの
「介護福祉士」合格率※2


※2:第36回(2023年度) 介護福祉士国家試験の実績
実務経験3年以上で受験資格が得られる「介護福祉士」を、すべての介護職員に取得してほしいと考え、研修の受講費から受験料まで、さまざまなサポートを実施しています。
専門資格制度に沿った研修




多岐にわたる介護を領域ごとに分けて専門性を評価するベネッセ独自の「専門資格制度」を設定。ご入居者様のニーズの実現やQOL(生活の質)向上のために自ら実践し、多職種のチームを牽引していける人財の育成を目指しています。
1. 介護技術領域
高齢者の自然な身体の動きに沿った、「まるで自分で動いているかのように感じられる」ような介助は、「動きたい」気持ちを引き出すことにもつながります。お一人おひとりに合わせて根拠をもって介助方法を決定し、指導ができることを目指します。
2. 事故の再発防止領域
ご入居者様に何らかの身体・精神的/財産的影響が生じる可能性のある事象すべてを『事故』と定義。現場検証から事実・真実をつかみ、原因の仮説立てと対策の実践・振り返りにより、ホーム全体での再発防止徹底へ導くことを目指します。
3. 認知症ケア領域
ご入居者様を想いながら努力しても、うまくいかないことも多いのが認知症ケア。「その方らしい」生き方の実現に向け、「心のありか」を探りながら、高い専門性で課題の解決を目指します。ご入居者様とスタッフ両方の不安を取り除き、笑顔を生み出せるような人財を育成できるよう、取り組んでいます。
4. 医療連携&ACP領域※
ご入居者様がさいごまで「こうありたい」と思う状態に近づいていただくには、高齢者の病気や老化の知識から、その方に起こりうる変化を見通すことが大切。医師や薬剤師、ホーム内の多職種と連携してその方の体調や生命にかかわる原因を探りながらサービスを提案・実践できることを目指します。※:Advance Care Planning の略称で別名「人生会議」。人生の最終段階の医療・ケアについて、本人を主体に家族や医療・ケアチームが事前に繰り返し話し合うプロセスのこと。
ベネッセの介護への想いとサービスを支える
「介護の匠(通称:マジ神※)×テクノロジー」
ご入居者様に「ありたい姿・状態」へ近づいていただき、QOL(生活の質)を向上するには、日々のケアの積み重ねが大きく影響します。「よいケア」につながる思考や行動の多くは第六感によるものではなく、介護のことから薬や病気まで踏まえた豊富な知識に裏打ちされた根拠があります。ベネッセでは、お一人おひとりの「その方らしさ」と照らし合わせながら、科学的な根拠をもって介護記録やセンサーなどのデータを読み解くことができる人財を「介護の匠(通称:マジ神®※)」と認定。独自の専門資格制度により育成を進めています。さらに、『マジ神®※』の気づきや行動をデータ化し、ノウハウを教師データとして役立てる「マジ神AI」を開発。サービスを提供する「人」と「テクノロジー」の融合により、スタッフ全体のスキルの向上と、より質の高いサービスの提供を目指しています。※:『マジ神®』は、「介護の匠」の技を目の当たりにした新人社員が「〇〇さん、マジ神っすね」と発した言葉がきっかけで生まれた、株式会社ベネッセスタイルケアの社内資格制度です。研修を受講後、試験に合格したスタッフを「マジ神®」として認定しています。
