お部屋で編み物をされていらっしゃるご入居者様。「昔、毛糸をいっぱいもらったことがあってね。お花をたくさん作って、それを繋げてベッドカバーを作ったんだよ！」と見せてくださったのは、大きなベッドカバー！ベッドに広げるとまるでお花畑のようです。「今はこんな大きなものを作るのはむずかしいけれどね」と、なつかしそうにお話ししてくださいました。

お若い頃より絵画をたしなまれていたA様。あたたかい季節になり「また絵をはじめよう」と、絵を描くことを再開されました。ご自身の手が空いているお時間に、お写真をご覧になりながらサラサラとデッサンをされている時のご様子です。風景画1枚をあっという間に仕上げていらっしゃいました。

もともと水墨画の先生をなさっていたA様。以前ご自身が描かれた作品をお手本に、久しぶりに筆を握り、水墨画で「桜」を表現していただきました。「濃淡とかすれの微妙な具合がむずかしいんだよ」とおっしゃり、真剣なまなざしで筆をおろされます。途中「うまく書けねぇなぁ～」とおっしゃっていたA様でしたが、仕上がる頃には「まぁまぁなもんだろ」と、笑顔で作品を見せてくださいました。

ご家族様のお庭に生った「ゆず」をたくさんいただきました。「ゆず湯にしようか？ゆずジャムにしようか？」皆様と相談をした結果、氷砂糖漬けでゆずシロップを作ることになりました。「ついこの間もゆずを切った気がするよ、もう1年経ったんだね。早いね。いい香りだね」と1年を振り返りながら、シロップをつくっていきました。

こちらのご入居者様は、朝から何時間も囲碁に熱中されています。「囲碁はね、相手より陣地を多く囲った方が勝ちだから、ここに置かれた時にどう打つかを考えながら打つんだよ」。その真剣なお姿は、声をかけるのも気が引けるほどです。囲碁初心者のスタッフに、丁寧に解説をしてくださいました。

和菓子屋さんにお願いをし、敬老の日に特別に「亀甲」をご用意していただきました。紅白に彩られ金箔が添えられた亀甲を御覧になり、ご入居者様の皆様からは、「わぁ～、すてきね」と歓声があがりました。これからもお元気に暮らしていただけますように、願いを込めて。

7月より3台のトレーニング機器を導入いたしました。導入時は、「使用していただけるかな？」と心配の声もありましたが、そんな心配は不要でした。通常毎朝食後に立ち寄られ、一通りトレーニングをされているこちらのご入居者様。「脚はつかまらなくてもできるよ！」と教えてくださいました。毎日少しずつ続けるって大事ですね。

本日の活動は「アロマハンドソープづくり」です。たくさんあるアロマオイルの香りを1本ずつ確認され、お好きなオイルをブレンドさせていきました。「この匂いいいね！」ブレンドするオイルが決まったようです。手を洗うたびにほんのりいい香りが漂い、皆様笑顔がこぼれていました。

当ホームのキッチンスタジオでは、定期的に「茶会」が行われています。お点前を披露してくださるのは、茶道の師範をされていたご入居者様です。「どうぞ、お召し上がりください」師範の柔らかい声で始まる茶会は、ゆったりとリラックスした時が流れます。参加された方からも、「幽玄だね」と感嘆のため息がもれました。

手工芸の時間に「掛け時計」を作りました。文字盤の数字は、針に毛糸を通し縫っていきます。毛糸選びから皆様真剣です。6と12だけ色を変えられたり、すべて違う色を選ばれる方もいらっしゃったりと、仕上がった作品には個性があふれていました。この日の手工芸は多くの方が参加され、大盛況でした。

こちらのご入居者様は通常毎日、朝食を済まされると、エントランスラウンジで新聞を読まれるのが習慣です。「新聞は毎日目を通さなきゃダメよ」とお話ししてくださいます。とても真剣な表情で新聞を読まれていたため、「今日はどんな記事が載っているんですか？」とうかがうと、「これ、よさげね」と通信販売の記事を見せてくださり、スタッフと大笑いいたしました。

当ホームのアクティビティで「ティートゥリーソープ」を作りました。お好みのアロマオイルをブレンドし、個性を表現しました。薄く色づいた透き通るような石鹸は、まるでお菓子のようです。現在、共用部の各所に作品を飾り、香りの展示会を開催中です。玄関を入るとほんのりアロマの香りが漂い、お客様をお出迎えしています。ぜひこの機会にお立ち寄りください。

通常毎食時のお供となる「自家製キムチ」を作っていらっしゃいます。大根とネギがメインですが、時には当ホームの庭で収穫した「紫蘇」をトッピングされることも。「大根は切り方が重要なんだよ」「キムチはお腹にもいいんだ」と教えてくださいました。料理をされている時の眼差しはとてもやさしく、自家製キムチへの愛情が伝わってきました。