「くらら上大岡」では、ご入居者様に初詣を手軽にたのしみ、お正月の気分を感じていただくために、手づくりの小さな「くらら神社」を玄関脇に飾りました。おみくじも準備して、新年の運試しもしていただきました。皆様、大吉が出ても小吉が出ても、本当にたのしそうな笑顔になっていらっしゃいました。

お正月をお祝いする鏡餅を、ご入居者様といっしょに作りました。重い杵を皆様でかわるがわる担いでは、「よいしょ、よいしょ」と掛け声をかけながら、お餅をつきました。でき上がったお餅は2段の鏡餅にして、当ホームのリビングルーム兼食堂兼機能訓練室に飾りました。

節分には、スタッフが扮した鬼を相手に豆まきを行いました。大勢のご入居者様とスタッフで、「鬼は外、福は内」と声を合わせて、豆に見立てた新聞紙の球を鬼に向かって投げつけました。鬼の素早い動きにも負けないように、しっかり狙って、厄払い。2匹の鬼を退散させて、今年もよい年になりそうです。

どんな飾りをつけるかご入居者様が考えながら飾ってくださった、玄関のクリスマスツリー。赤いミラーボールが枝の緑に映えると人気です。電飾はシックなカラーのもの。日中と夜間とで違った華やかさになって素敵です。ご入居者様は時間をずらして何度も見にきていらっしゃいました。

「くらら上大岡」ではほぼ毎年、玄関に大きなクリスマスツリーを飾ります。今年も飾り付けの時期になり、ご入居者様が飾り付けを担当してくださいました。皆様、大きなオーナメントの飾りを選んでは枝の先に結び付け、ツリーに電飾を巻いて、楽しそうに飾り付けされていました。

「くらら上大岡」には、「くららガーデン」と呼んでいる菜園があります。そこでは季節の野菜や果物を育てています。10月にはご入居者様と一緒にサツマイモを収穫しました。ご入居者様が掘り起こされたサツマイモは、しっかり育ったとても大きなものでした。この秋は豊作で、実りの秋となりました。

こちらのご入居者様は、毎食後にテーブルを拭いたり、洗濯物があったらたたんだりと、日常生活の中でのお仕事を引き受けてくださいます。ご本人様から「やることありますか」と役割を買って出られ、お手伝いをしてくださり、充実した生活を送られているご様子です。

家庭菜園がお好きだったご入居者様は、「くらら上大岡」の菜園で作物を育て、収穫されます。自給自足の活動で、収穫した作物をその日のうちに味噌汁にして召し上がります。野菜をご覧になって、「こんなにおいしそうに育つのね！味噌汁もいいけど、漬物もおいしそうね」と調理方法も考えられます。たくさん収穫できたときには、もちろん浅漬けにもして召し上がります。

こちらのご入居者様は普段、ほかのご入居者様との会話や、体操などでたのしい時間を過ごされる方ですが、お茶の時間のあとは、読書に没頭されます。お好きなお飲み物を召し上がりながら、ゆったりとした時間を過ごされています。これも当ホームでの、すてきな過ごし方です。

当ホームで育てている「月下美人」が、今年2度目の花をつけました。今回は4輪も花をつけたので、リビングルーム兼食堂兼機能訓練室がとてもいい香りに包まれました。「なにかいい香りがすると思ったよ。もっと近づいて嗅いでみないと」と、お顔が花につきそうになるまで大接近。「甘くていい香りだよ。香りが濃いねえ」と、珍しい香りをたのしまれていました。

「くらら上大岡」では、リビングルーム兼食堂兼機能訓練室にある炊飯器でお米を炊きます。お食事の前にお米をとぐのは、主婦の仕事！?「私にはこれしかないから」とおっしゃるそのお言葉には、主婦としてしっかりと家庭を守られてきた力強さを感じました。今ではホームの皆様のために主婦をされています。

8月のお盆。「くらら上大岡」では、そば職人の方をお招きして、「そば打ち体験」を行いました。目の前でそばができていく…普段では、なかなか得られない機会です。
皆様、「やっていいんですか？」「昔はよくやってたよ」などと会話が弾み、そば打ちをされた方は、「食べるのが楽しみ！」と昼食を心待ちにされていました。

こちらは、ご入居者様がご自宅のお庭で大切に育てられていた「月下美人」という名前のお花です。夜中に1度だけ花を咲かせ、朝には枯れてしまいます。丁寧に剪定すると1年～数ヶ月後にまた花を咲かせます。夜にご覧になったご入居者様は、「立派ね」「すごく香りがする！」など、貴重な体験にとても喜ばれていらっしゃいました。

リビングルーム兼食堂兼機能訓練室にあるソファ。ご自宅にもソファがおありのことが多いと思います。車椅子でご生活される方は気軽に座ることのできないと思われがちなソファですが、「ちょっとそこに座ってテレビを見たい」というご入居者様がいらっしゃり、車椅子からソファに座っていただきました。すると「あぁ、うれしい！」と笑顔があふれていました。

廊下の手すり拭きをお願いしたことをきっかけに、体調のいい時は、「拭いていい？」とスタッフのもとに来てくださり、丁寧に手すり拭きをしてくださいます。専業主婦だったとのことで誰にも負けない丁寧さ！「いい運動になってうれしいのよ。」とスタッフに一言おっしゃると、またいきいきとした表情でお掃除に戻られました。

「くらら上大岡」では、季節の行事を大切にしており、七夕に向けて準備を始めています。折り紙や千代紙を選び、「こうするのかい？」「この色がいいね」「かわいくできてるね」などと、ご入居者様同士やスタッフとお話しされ、楽しみながら七夕飾りを作っていらっしゃいます。笹に飾りつけをするのが楽しみです。皆様の願い事はなんでしょう…。

ホームに入居されると、集団生活となり自由が減ってしまうという印象をお持ちの方が多いと思います。そこで、「くらら上大岡」では、少しでもお好きなことをしていただける「くららの時間」というものを設けています。30分という時間を利用して、スタッフとお好きなことをしていただける時間となっています。お写真は、「くららの時間」を利用して、近くの公園へお散歩に行き、お花を楽しまれているご様子です。

母の日にはテーブルにカーネーションを飾って、スタッフと思い出話をしながら、マニキュアを塗って、ちょっとオシャレをされました。さまざまな色の中から好みの色を選ばれ、ハートのネイルシールやラメを入れたりと、思いおもいに楽しまれました。