まどか長町のホームの暮らし（ホームブログ 久しぶりの再会～web面会～）

面会制限の中、ご家族様のご協力もあってパソコンを使っての面会を行いました。
ご家族様もこのコロナ禍の中、大切なお母様に会えないことをとても心苦しく思っていらしたご様子。
待ちに待ったオンライン面会です！

パソコンの画面をまじまじと見つめます。
「なんで娘がここに・・・（心の声）」
そうですよね。
今はオンラインで会話するのが当たり前の世の中ですが、ご入居者様の世代では、画面越しになぜ自分の子どもが映っているのか、とっても不思議な気持ちになるのでしょうね。
それでも、会話が進むと少しづつ違和感も薄れ、愛しいご家族様の顔を見れたことが喜びに変わって行きます。

こちらのご入居者様もご家族様とは久しぶりの顔合わせです。
初めは慣れないオンラインでの面会も、お互いの顔を見れば画面越しでも親愛の情は変わらず。
徐々に会話が弾みます。

気心の知れた家族は本当に良いものです。
決して多くはない時間の中でも、心が自分の故郷に帰るように安らぎます。
安心されたのでしょうか、話の最後には涙ぐむ姿も見られました。

こちらのご入居者様、普段は寡黙な方なのですが、娘様とお話しをされる時は饒舌です。
先日も携帯電話で娘様とお話しされていましたが、やはりお顔を見ながら話せることはいいことですね。
話したいことが次から次へと溢れてくるようです。

オンライン面会を終えフロアに戻ってからも、スタッフにその様子をうれしそうに教えてくださいました。
よっぽどうれしかったんですね。

ありふれた日常がどれだけ幸せだったのか、行きたい所に行き、会いたい人に会う。
何気なく取っていた他者とのコミュニケーションが自分の人生をこんなにも潤してくれていたのか…。
当たり前を当たり前に行えない今だからこそ気づけた幸せですね。
そんな幸せに気づけたからこそ、より一層大事に思える家族というかけがえのない存在。

スタッフ一同も少しでも早い新型コロナウイルスの収束を願っています。大好きなご家族様と気兼ねなく会える日常が早く戻って来ますように！