お茶屋さんを営まれていたA様。「母の日の茶会」では、ご家族様からお預かりした当時の面影残るお店のお写真や、ご自身が書かれたお品書をじっと見つめていらっしゃいました。お母様を想うご家族様のお気持ちがきっとA様に届いたのではないでしょうか。私たちスタッフも心が温まるひと時でした。

A様が営んでいらっしゃった「お茶屋さん」をたずねてまいりました。店内は所々にA様の存在を感じ、手書きのお品書きやお知らせのポスターは、当時A様が筆で書かれたもので、ご家族様が今も大切に守っていらっしゃいました。お母様を想うお気持ちとともに、お茶道具をお預かりさせていただき、母の日に茶会をおこないました。

今日は「母の日」の催しについてご紹介させていただきます。
カーネーションのお花はピンク色やローズ色、深紅とさまざまなお色からお好きなお花を選んでいただきました。
お茶菓子は、母の日担当スタッフが選びに選び、「紅白のカーネーションの和菓子」をご用意しました。上品な甘さとやさしい口どけに、皆様においしく召しあがっていいただきました。

筍の調理を始めるには、まずはアク抜きです。皮をむいてから茹でるか、皮のまま茹でるかでスタッフが迷っていると、ある男性のご入居者様が、「どっちでもええがぁ」とやさしい一言。皮付き、皮なし両方でやってみることになりました。糠と唐辛子を入れアク抜き開始です。

掘りたての「筍」が届きました。手に取ると薄い産毛が生え、みずみずしく少しひんやりとしています。土の匂いと竹の香りに季節を感じます。ご入居者様がさっそく慣れた手つきで皮をむいてくださいました。

「お茶屋さんを営んでいらっしゃったA様へ、当時の面影が残る風景を、手作りアルバムにしてプレゼントしたい。」
「お花を育てるのが大好きだったB様と、一緒に寄せ植えをしたい」などなど。
今年の母の日は、ご入居者様お一人おひとりに素敵なひとときを届けたいというスタッフの想いから、企画や準備を進めています。
お一人おひとりの笑顔を思い浮かべながら…。

数年前に枝の剪定をしてから、少し元気がなかった当ホーム「くららの桜」でしたが、今年の桜は大きく枝を広げ沢山の花が咲きました。
植樹から25年目の大きな桜の木の下で恒例のお花見をしました。桜の花を見あげながら「来年も見たいなぁ」とお話しされたA様、「花より団子もええなぁ」と笑顔のB様。とても素敵なひとときでした。

敬老の日のお祝いとして「悪代官と水戸黄門」の寸劇をおこないました。手作りの悪代官や、黄門様のマスク型のひげはスタッフ特製です。ご入居者様の笑顔とご声援が力となりました。最後にスタッフ演じる黄門様が、ご入居者様にお祝いの紅白饅頭をお配りし、おいしそうに召し上がってくださいました。これからも皆様に楽しんでいただけるよう、さまざまなアクティビティの企画をしてまいります。

みずみずしく青々とした季節の食材、「ほうれん草」を前にどう調理しようか皆様とご相談。「胡麻和えにしようか」「炒めてもいいね」といろいろなお声があがり、胡麻がたっぷり利いた「胡麻和え」と「ふわふわ玉子のほうれん草ソテー」を作りました。ゆで加減や味つけもご入居者様と協力して行い、皆様でおいしくいただきました。