秋を感じる気候になり、窓をあけると気持ちのよい風が入ってきます。こんな日は、ご入居者様を中庭でのお茶におさそいします。さえぎるもののない空の下、四季折々の植物に囲まれてのお茶会は普段とはまたちがう雰囲気。中庭の菜園ではキウイがうれてきていて「お部屋に持って帰るわ」とうれしそうにされる方もいらっしゃいました。こういった時間が豊かな気持ちにしてくれますね。

いすに座ったままご参加いただける、「社交ダンス体操」。体操中に流す曲は、ご入居者様のご趣向をうかがいながら選曲をさせていただいております。体操の休憩中、皆様に「三人娘のどなたがお好きですか？」とうかがってみると、3人それぞれに手が挙がりましたが、なかでも半数以上もの手が挙がる圧倒的な人気を誇る方が！その方のデビュー曲を体操の間にかけさせていただくと、皆様うれしそうに微笑まれながら体操に取り組まれていました。

当ホームでは通常夕方に「ライトワーク」と称して、機能訓練指導員の監修のもと、作業プログラムを行う時間を設けております。今回は、積み木ゲームをしていただきました。ルールは単純ですが、「頭」と「指先」を器用に使う積み木ゲームは、やっていただくと意外と緊迫感のあるゲームです。皆様はじめは探りながらでしたが、1周するとゲームに慣れ、その視線は真剣そのもの。ゲームが終わるたびに「もう1回やりましょう！」とお声がかかり、結局4回戦までされていました。

近隣小学校との交流会を行いました。グループごとの手作りゲームは大盛り上がり！景品に折り紙のかぶとなどをプレゼントしていただき、皆様もこぼれんばかりの笑顔。クラス発表では「上を向いて歩こう」の合唱をしていただきました。ご入居者様の皆様も一緒に歌われながら手拍子。「元気だねぇ！よかったわよ～！」と手を振られ、名残惜しそうにお見送りをしていらっしゃいました。

今年の秋は、近隣の小学校との交流会を計5回予定しております。今回は、グループ別に児童の皆様による手作り出し物と、クラス全体の発表をご用意してくださいました。児童の皆様は元気なごあいさつやお声掛け、ゲームの際にはご入居者様のお手伝いをしてくださったりと、思いやりにあふれたたのしい時間となりました。クイズに参加されたご入居者様は「元気をもらえるわねぇ」と頬をゆるませていらっしゃいました。

本日は、ベネッセの他ホームとの対抗「ボッチャ大会」がありました。ボッチャは「投げるカーリング」とも呼ばれている、世界的にも有名な競技です。投げるたびにため息や歓声が上がり、大盛り上がりでしたが、結果は惜しくも準決勝敗退…。感想をうかがうと「相手が強かったからしょうがないわね！たのしかった！」と笑顔に。それでも皆様の勝負師の一面が垣間見える、熱い戦いでした！

お習字の会では、「はがきサイズの禅語を書くシリーズ」を展開しております。今回は秋に来訪予定の近隣小学校の生徒へのプレゼントとして、お習字作品をお書きいただきました。1～4字ほどの禅語と季節の言葉をお手本としてご用意したところ、日頃見なれない言葉は「これ、なんて読むのが正解なの？」とご質問もございました。皆様、心に響くプレゼントに仕上げていただきました。

「古典文学の会」第2弾は、「枕草子」の音読と解説、書き写しを行いました。皆様お手元のプリントをじっくりとご覧になりながら熱心にお聞きくださいます。途中「春夏秋冬それぞれの段に光の描写があります。それはなんでしょうか？」と読解クイズをしたところ、さまざまな意見があがり、盛り上がりました。解説をしたところ、「なるほど、雪明りも光よね」と感嘆のため息をつかれた方もいらっしゃいました。

当ホームの「美術工芸部」で、今回は子ども向けのハロウィン飾りの素材を製作いたしました。色鉛筆とクーピー、水彩絵の具を用いて重ね塗りをされています。同じテーブルの方同士で意見交換しながら、真剣に取り組んでくださいました。「この猫は高級な紫色の雌猫なの。子どもも産めるから100万円するのよ（笑）」皆様のユーモアあふれるハロウィン塗り絵。スタッフも一緒に笑いながらのたのしい製作時間となりました。

通常毎月恒例の「お茶の会」。今回は初参加のご入居者様が数名いらっしゃいました。なかには、なんと「人生で初めて」のお抹茶体験をされる方も。常連のご入居者様がお抹茶を茶筅でお点てになるご様子をしっかりと観察され、手元では練習のように茶筅を振られるお姿が。点てられたお抹茶を召し上がった感想は「思ったよりも少し苦い」と正直に教えてくださいました。少し甘みをつけたところ、「まぁ！おいしい！」とうれしそうな笑顔を見せてくださいました！

中国茶を飲みながら、中国語会話をたのしむ会を行いました。今回は、ジャスミン茶でミルクティーとしての飲み方をご紹介。お茶を味わって一服いただきながら、台湾人のスタッフによる中国語のレッスンに入ります。中国語で「お茶はおいしいですか？」「はい、おいしいです」と発音練習をしていると、参加されたご入居者様が「中国語って独特の音楽みたいな発音がおもしろいわね」とたのしまれていました。

当ホームは、音楽のアクティビティが多いことも特徴のひとつです。今回はスタッフの伴奏のなか、馴染みの曲10数曲を20名ほどのご入居者様に一緒に歌っていただきました。参加者のなかには、以前から歌うことをたしなまれている方もいらっしゃり、周りもうっとりするような美声で歌い上げていらっしゃいました。歌うことは心肺機能のリハビリや、嚥下の機能を促進することにもつながると言われていますので、今後も引き続き、このような時間を設けてまいります。

「古典文学」の会は、皆様が昔親しんだことのある古文をご紹介する会です。前月のお習字の会で、ご入居者様にご協力いただき、本文を小筆で書いた半紙をご用意し、一緒に音読を行いました。こちらの方で作品を解説しますと、皆様なつかしさと新たな理解を深められたようで、前のめりになって聞いてくださるお姿も。終了後のティータイムも、よい雰囲気そのままに、和気あいあいと過ごされていました。

当ホームのダイニングルームの壁面には、季節に合わせた飾りやお習字の作品を展示しております。今回、秋らしい飾りとして塗り絵作品を共同制作していただきました。林檎や柿、葡萄などの下絵をご用意したところ、少しずつ異なるお色味の作品が次々と仕上がっていき、とてもカラフルで魅力的な飾りになりそうです。「林檎、食べたいわねぇ！」などお話ししながら、和気あいあいとしたお時間が流れていました。

今回は、季節のお茶としてマリンブルー色のハーブティーをお出ししました。タイのバタフライピーティーというお茶です。とても色あざやかな青い色のお茶ですが、レモン汁をスプーン1杯ほど垂らすと、ピンク色に変化します。海外旅行に多く行かれたご経験のあるご入居者様からは、「いろんな国に行ったことがあるけれど、初めて飲みました。おいしいです」とうれしいお言葉を頂戴しました。

暑中お見舞いの絵葉書シリーズ第2弾として、今回はステンシルの手法で瓢箪を表現しました。水彩絵の具を溶かした水をスポンジでとり、ポンポンと型紙シートの上を叩きます。水の加減で模様が異なるところがポイント。力の入れ具合を調整しながら、独特の模様を工夫されるご入居者様も。文字や瓢箪のツルを色鉛筆でお描きいただいて完成！夏らしさを感じる涼し気な作品が揃いました。

夏の催しものとして「ミニパフェづくり」を計画しております。今回の「美術工芸部」では、パフェを入れるカップを事前にご入居者様と製作いたしました。透明なプラスチックコップに猫や犬、植物のシールを自由にお貼りいただき、それぞれひとつしかないカップができあがっています。どんなアイスを入れて味わいたいかなど、おしゃべりが弾みながらのお時間でした。

午後のお時間にアクティビティなどをおこなう「ライトワーク」と称したお時間を使い、今回は麻雀を行いました。スタッフも一緒に入りながらの真剣勝負！「忘れちゃったわ」とおっしゃりつつも、しっかり勝ちにこだわって、たのしまれていました。アクティビティやイベントなどを行う際は、その方の「馴染みのもの」をおこなう、ということも「リハビリホームグランダ鷺ノ宮」が大切にしていることのひとつです。