リハビリホームグランダ哲学堂公園のホームの暮らし（ホームブログ 津軽三味線～音楽の力で元気をお届け～）

夏祭り後半が始まりました。
皆様お待ちかねの津軽三味線の公演です。
蒼い衣をまとった奏者がステージに登場すると、皆様ワクワクとした笑顔と拍手で迎えます。
津軽三味線、力強い音色と速弾きが魅力的だと言われています。
どのような演奏が聴けるのか、皆様固唾を飲んでその時を待ちます。
一瞬の静寂の後、弦を弾く音が強く胸を打ちました。次々と繰り出される熱い音がホーム全体に響き渡ります。
言葉にできないほどの力強い演奏に圧倒されていました。

すべての演奏が終わり、会場には割れんばかりの拍手が起こりました。
心を打たれ、涙を流すご入居者様もいらっしゃいます。
お開きになっても、余韻を楽しみ、会場に残る方もいらっしゃいました。
その中のお一人のご入居者様が、
「私、若い時に三味線弾いてたんですよ。今日聞いたのは津軽地方の伝統ものでしょう？とても胸に響きました。元気が湧いてくるものだね。私が弾いてたのはもう少しお淑やかなものだけどね、また三味線弾きたくなったよ。」
と、目を輝かせ語ってくださりました。
今後の目標ができたようです。

音楽のちからで心を満たした後は、お腹も満たします。
本日のおやつは、青森銘菓のひとつ、金魚の包装のひとくち玉羊羹をご提供させていただきました。
青森県産紅玉リンゴを加えているため、味に深みが出ているそうです。爪楊枝を刺し、皮を取り召し上がります。
特殊な食べ方だったため、皆様物珍しそうにされていましたが、上品な甘さについ笑顔がこぼれます。

今日1日で、身体と頭を使い、心が動かされるさまざまなイベントがありました。
新たな気づきがあった方や、今後の目標ができた方もいらっしゃいます。
日常に彩ができ、生活に活気が出るような催し物を、これからも皆様にお届けできればと思っております。
今回の夏祭りは皆様のご協力のおかげで大成功です！
今日という特別な日が、素敵な思い出のひとつになれば幸いです。