【介護付きホーム】介護付有料老人ホーム(一般型特定施設入居者生活介護)
メディカル・リハビリホームくらら千歳船橋のホームの暮らし(ホームブログ 蕎麦の味)
- 1人部屋:
- 2部屋
- 2人部屋:
- -
※空室状況は、2024年11月22日時点のものです。
空室が残りわずかです。ご希望の方はまずはご相談ください。 →見学・ご相談
ホームの暮らし
ホームブログ
ご自分らしくいきいきと生活されている、ご入居者様の日々の様子をご覧いただけます。
蕎麦の味
2021年04月12日あるご入居者様からいただいたお言葉です。
「ここのホームのサービスには満足してるんだよ。ただ、ここの食事で出る蕎麦がおいしくないんだよ。」
このお言葉をいただき、厨房スタッフも交え「どうしたらおいしく召し上がってもらえるか」の検討を積み重ねました。
お食事を提供する前に、必ずスタッフが検食を行っております。その際、お蕎麦はおいしく、特に問題を感じたことはありませんでした。
ご入居者様から詳しくお話をうかがうと、
「とにかく麺が旨くないんだよ」とのことでした。
厨房スタッフと現在の提供方法を振り返ると、要因が見えてきました。「くらら」シリーズはフロア制を採用しており、各階のリビングで皆様お食事を召し上がっています。
そのため、お蕎麦などの麺類をご提供する際は、一度厨房で麺を湯がき、水切りした麺の状態で各階に配膳されます。
そして、ご入居者様にご提供する直前に、各階のキッチンにて、温かい汁を注ぎ配膳します。
このタイムラグこそが「麺がおいしくない」要因でした。
このタイムラグを改善し、町のお蕎麦屋のように湯がいた直後の出来立てを提供できれば、きっと「旨い!」と仰っていただけると考え、厨房スタッフと提供方法を工夫し、トライすることにしました。
お蕎麦の日の前日、ご入居者様に「今回はおいしいお蕎麦をお出ししますので、期待していてくださいね!」とお伝えすると、「まあ、期待しないでおくよ」と仰っておられました。
そして蕎麦の日を迎えました。
厨房で麺を湯がき、熱い汁を注ぎ、一目散にご入居者様の元へご提供しました。具材はあえて別皿に盛ってみました。
湯気を上げる蕎麦をご覧になり、「旨そうだな」とご入居者様は仰いました。
そして、蕎麦を残さず召し上がられた後、静かに語り始めました。
「昔、仕事の合間に蕎麦屋で熱々の蕎麦を食べて、また仕事をバリバリやったもんだよ。今日みたいに具の乗ってない蕎麦に七味を掛けて食べるのが好きなんだよ。今度家族に言って七味を持って来てもらうよ。今日の蕎麦は旨かった、ありがとう」と仰ってくださいました。
また、他のご入居者様からも「今日の蕎麦おいしかったよ」とのお声をたくさん頂戴し、厨房スタッフと共に喜びを分かち合いました。
- ホームの暮らしTOPへ
- スタッフとの関わりやご生活のようすなどホームの日常をご紹介