メディカル・リハビリホームくらら千歳船橋のホームの暮らし（ホームブログ 思い出の染め物 「体験編」）

あるご入居者様のお部屋にスタッフがうかがった際、ラジカセや小物入れなどに、きれいな染め物のハンカチが掛けられていることに気が付きました。

スタッフが「これとってもきれいですね。ご自分で作られたのですか？」とうかがうと、「そうよ、むかし私が作ったの。嫌いじゃないのよね。懐かしいわね…」とおっしゃいました。

そんなお話をうかがったスタッフはご提案させていただきました。
「ぜひ、やりましょう！」と。

すぐさま準備に取り掛かると、染め物を経験したことのあるスタッフがいることが分かり、一緒に取り組むこととなりました。
そして、興味をお持ちのご入居者様をお誘いし「染め物体験」を開催しました。
最初ということもあり、今回はハンカチを染めようということになりました。

染め物の生地は、塩水に浸しておくときれいに染まるそうです。

初めて染め物を体験されるご入居者様は真剣に説明を聞かれ、「はぁ～、なるほどね～」と感心していらっしゃいました。

ハンカチは三角に折り畳んだり、グルグルと捻じったりと、いろいろなやり方があります。

講師役のスタッフが実演するのを見ながら、ご入居者様の皆様も挑戦しました。

ご入居者様の皆様は、とても真剣な表情で取り組まれていました。

きれいな三角形に折れるまで、「ちょっとズレてるわね…」と何度も折り直される方も。

折り畳んだり、捻じったりしたハンカチをゴムで縛れば染める準備は万端です！

染め物用の液は今回8色ご用意しました。

液はお湯で溶くため、容器はほんのりと温かく、手に取ったご入居者様から、「なんだか、哺乳瓶みたいね」と笑い声が上がっていました。

少ない色で仕上げる方、たくさんの色を使う方、また選ばれる色もさまざまで好みがうかがえました。

染め物の液が勢いよく飛び出し、テーブルの上にこぼれると、「あらまぁ」と皆様大笑いです。

「テレビで見たことはあるんだけど、面白いもんだね」と、初めて体験された方はお話されていました。

今回は最初ということもあり、小規模での開催を予定しておりましたが、次第に見学される方が増え、最終的には皆様に体験していただくこととなりました。
中には男性のご入居者様もいらっしゃいました。

染め物の思い出を語られたご入居者様は、「懐かしいわね」と笑顔でおっしゃっていました。

どんな染め上がりになるのか、楽しみです！
次回は「完成編」をご紹介します。