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【介護付きホーム】介護付有料老人ホーム(一般型特定施設入居者生活介護)
アリア等々力のホームの暮らし(ホームブログ 『杉亭』郷土料理シリーズ第3弾ひっつみ汁)
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『杉亭』郷土料理シリーズ第3弾ひっつみ汁
2021年03月10日
今日は「アリア等々力」名物『杉亭』のご紹介です。
『杉亭』は通常毎月2回行われる料理アクティビティです。女性のご入居者様を中心に、毎回楽しみにされている方がとても多くいらっしゃいます。今後は男性のご入居者様にもご参加いただき、「男の料理」もお楽しみいただこうと考えています。

材料は小麦粉、大根、人参、鶏肉、しめじ、ねぎ、ごぼう、だしの素、醤油、お酒、塩、水です。ご入居者様にこの材料はどれぐらい必要ですか?とおうかがいすると、大体返ってくるお返事は「適当よ」。普段あまりお料理をしないスタッフたちは、何gとか、スプーン何杯という決められた分量に安心感を得ますが、その「適当よ」という答えに、「とても恰好いいなぁ…」と思うのです。

今回の郷土料理は『ひっつみ汁』です。皆様ご存じですか?『ひっつみ汁』とは岩手県の北上盆地を中心とした地域で食べられているそうです。小麦粉を用いた汁物の郷土料理で、すいとんの一種になるとか。「ひっつみ」とは小麦粉を水で練り、その生地を手で引きちぎるという意味があるようです。

小麦粉を水で練り練りします。これに塩を入れて水加減を考えて足でしっかり踏んで寝かせれば「うどん」。「昔はこんなのでお腹いっぱいにしたこともあったのよ」と、ご入居者様からさまざまなことをお教えいただく、ほのぼのタイムの到来です。

「ネギは後から入れないと、すぐに煮えちゃうでしょ」と、段取りも手が覚えていらっしゃるご入居者様。「もう少しよ。おなかすいたでしょう?」と、いつの間にか私たちに食べさせてあげようとお声掛けくださるご入居者様は、“お母様のお顔”になっていらっしゃいます。

すべての材料が大鍋に入ったひっつみ汁。あとは煮えるのを待つだけです。

折角なので、おひな様飾りの前で記念写真をパチリ。おいしく出来上がったことは言うまでもなく、ご入居者様も皆様「おいしいわね」と郷土のお話に花が咲くひと時でした。
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