アリア等々力のホームの暮らし（ホームブログ 簡単クッキング！）

この粘り気のある透明なものは何だと思いますか？
実は…食べ物です。

料理アクティビティーで「くずもち」を作りました。
材料は片栗粉、砂糖、水の3つ。
簡単とはいうものの、「お菓子」です。計量が肝心です。
材料を慎重に計っていただきました。

片栗粉と水、砂糖を鍋に入れ、ダマがなくなるまでよく溶きます。
鍋を火にかけ片栗液が透明になるまで加熱しながら根気よく混ぜます。
よく、お料理で使う水溶き片栗粉は量が少なくすぐにとろみがつきますが今回は粉の量も多く（なんと300ｇ！）時間がかかりました。

粘り気が出てきたらボウルに移し氷水に冷やしながらぐるぐると練ります。
加熱の段階で参加されたご入居様は体力を取られてしまったようでこの工程は職員が行いました。
しかし、白かった液が透明に、サラサラからトロリと重くなる過程は皆さま楽しんでいただけたご様子でした。

冷えて固まったらスプーンですくい器へ盛ります。
きな粉と黒蜜をかけたら出来上がりです。
「くずもち」は関東と関西で異なるといわれています。
関東は小麦粉を乳酸発酵させたものを蒸して作ります。こちらは「久寿餅」と言われています。
関西は葛粉と水と砂糖を火にかけ練って作ります。こちらの「葛餅」は透明で涼しげな見た目から夏の和菓子として有名ですね。
今回は葛粉を片栗粉で代用して作った「くずもち」でしたが皆様からは「もっと食べたい」と好評でした。