くらら田園調布のホームの暮らし（ホームブログ 何ができるか~②やっと植え付け）

2Fにある畑にやっと野菜を植えることができました。

簡単に「畑で野菜を作ろう！」と思っていた私たち。
ここに来るまでの道のりの長いこと、そして考えが甘かったことを思い知らされました。

前回、ご紹介した畑の“師匠”である他ホームのご家族様T様に教えていただいたとおり、かつて畑だった固～い土を掘り返し…

土をふるって石や枯れ木や幼虫たちをどかします。
その石の量のすごいこと、すごいこと。
介護職なのかファーマーなのかわからなくなるほど。
2～3日は筋肉痛が続きました。

“師匠”のお許しが出たところで「マルチ」を張ります。
乾燥、害虫、雑草防除…ほかにも沢山効果があるから「マルチ」なんだよ、と教えていただきました。
ピッと張ると気持ちいい！

さて、ここでやっと苗の登場。
初心者でも植えやすいナス2種類と、ズッキーニの苗を“師匠”が推薦してくださいました。
中庭ピザがお得意のホームなので、ぴったりです。

肥料を運んでいると「お、たい肥だね、懐かしいね」と、あるご入居者様がお声をかけてくださいました。
早速、植え付けのお手伝いをお願いすると、
「うちに地下足袋おいてきちゃったよ」と。
ポットから苗を取りだしたり、根をそっとほぐす手つきはとてもサマになっています。何より、いつもは杖をついておられるのに、こんなに腰を曲げる姿勢をとっていただけたことにスタッフ一同驚いてしまいました。

その様子をご覧になっていた別のご入居者様も、はりきってズッキーニを植えてくださいました。
簡単そうに見えますが…

実は畑にはこんなに段差があるのです。
ご入居者様にとっては、簡単なことではありません。

それなのに、先ほどのご入居者様がどこかからか棒を探してくださって、再び畑へ。
「ナスが傷つかないように、そっと結ぶんだよ。茎と棒の間はしっかり空間をあけてね。」

多くの皆様のおかげで苗の植え付けが終わりました。
しっかり水やりをしていきます。
収穫がとても楽しみになりました。