【介護付きホーム】介護付有料老人ホーム(一般型特定施設入居者生活介護)
くらら田園調布のホームの暮らし(ホームブログ 「生きたという証ができました」)
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ご自分らしくいきいきと生活されている、ご入居者様の日々の様子をご覧いただけます。
「生きたという証ができました」
2021年01月23日御年100歳を超えるご年齢であることもあり、
「二世紀目の人生を記念しての個展」と題して、書道作品を集めて展示する個展を開催いたしました。
弊社ではご入居者様お一人おひとりに、ホームでの生活がより充実するように「生活プラン」(一般的にはケアプランと呼ばれるもので、よりご入居者様に寄り添った形で作っています)を作成しているのですが、プランの中で「日ごろ熱心に取り組まれている書道の個展をホームで開催しよう」という目標を立てました。目標に向けて、ご本人様、居室担当のスタッフ、ホーム長など多くの人が協力し、今回ホームで個展を開くことができました。
個展を開くというお話をご家族様にお話ししたところ、ご家族様も快く協力していただけました。大きな額縁や、ホームで書いた作品以外にも、以前に書いた作品を持ち込んでいただけたりと、個展を彩るたくさんの作品がホームに集まります。
1階エントランスからの廊下に作品をきれいに並べました。見やすい高さ、狭すぎず広すぎずの間隔など、丁寧に、かつこだわりを持って会場を作成していきました。
今年は丑年なので、さまざまな字で”牛”という字を書いたり、お手本などがなく、誰でも自由に書いてよいという”近代詩文書”、お気に入りの俳句から自作の俳句、中国は唐の時代まで遡り当時の書物の一文を書かれたりと、数多くの作品が並びます。
「生きたという証ができました」
簡単に受け止めるのが難しいほどに重く、そして心のこもった一言を、個展として展示され並んでいるご自身の作品を前にして仰っていました。
額に入ったご自身の作品をご覧になって
「素敵な衣装(額)を着せてもらって…」
と謙遜気味ではありましたが、とてもうれしそうな表情です。
開催すると、さっそく多くのご入居者様が興味津々に見に来られていました。
「これは般若心経を書いたの。これと同じで清書したものを奈良県のお寺に収めたのよ。これを書き切った時にはさすがに腕が痛くなったわね」
「書き切りましたね。本当お見事です。私なんか一行でギブアップしちゃうわ」
「百人一首の中から恋の歌を厳選して書いたの。紫式部とかは詳しくは知らなくても、皆学校で習うから名前は知ってますもんね」
とても穏やかでおやさしい方なので、普段は他の方のお話を聴く側に回ることも多いのですが、ご自身の個展、ご説明や書いた時のお話など、とても熱を入れてお話ししてくださりました。
”福寿”
「ホームで生活されている皆様が幸福に、そして長生きできるようにという願いを込めて…」
やさしさにあふれる表情でお話ししていただけました。
個展をご覧になるご入居者様は、作品下の説明書きなど細かいところまでご覧になっていたり、一度戻られた後自発的に「もう一回見に行ってこようと思って…」と何度も足を運び、「書いた方にご挨拶に行きたいわね」と作者のご入居者様のところまでお会いに行かれる方もいらっしゃいました。
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