体験談
vol
46

歩行困難になって一人暮らしが限界に。入居後はすたすた歩けるようになって、散歩と俳句を楽しんでいます。

2018年07月10日
  • ご入居時期
    2015年7月
  • ご入居者様
    96歳 男性
お話を
伺った方
K様(ご本人)
ホーム名
メディカル・リハビリホームボンセジュール草加

脊柱管狭窄症を発症して歩けなくなったK様は、一人暮らしが困難になってホーム入居を決めました。ご友人からすすめられた「メディカル・リハビリホームボンセジュール草加」に体験利用され、そのまま入居されました。

私が78歳のとき妻が肝臓癌を発症して、5年間の闘病後亡くなりました。それから10年間は自宅で一人暮らしをしていました。妻の介護中からお世話になっていたヘルパーさんにずいぶん助けてもらいましたが、脊柱管狭窄症を発症して歩けなくなってしまい、一人暮らしは困難になりました。
二人の息子たちはどちらも転勤のある仕事なので同居はできません。私は老人ホームへの入居を決めて、息子たちが探し始めてくれました。丁度そんな頃、仲良くしている会社時代の同僚から「とてもいいホームがあるよ」とすすめられたのが「メディカル・リハビリホームボンセジュール草加」でした。幸い息子たちの家に近く、早速息子たちと一緒に見学に訪れたところ、文句なしにズバリほれ込みました。施設の素晴らしさや清潔感はもちろんですが、何より顔を合わせるスタッフが全員、初対面にもかかわらず私の名前を呼んで挨拶してくれたのです。このホームはスタッフ教育が行き届いていると感心しました。そして、1週間の体験利用でかゆいところに手が届くお世話をしていただき、そのまま入居しました。

入居後すぐに機能訓練指導員のすすめでシルバーカーを使い始めたK様。1日6000歩のウォーキングと頭の体操の俳句教室で健康を取り戻しお元気になりました。

ホームに入居してすぐ、機能訓練指導員の方からシルバーカーの使用をすすめられ、私に最適なものを選んでいただき、使い方や正しい姿勢を丁寧に教えてもらいました。腰が痛くて歩けなかった私ですが、おかげで短期間ですたすた歩けるようになって驚きました。息子がホームに訪ねてきたとき、玄関まで迎えにいったら「歩けるようになったの!」と目を丸くしたほどです。今では、毎日散歩に出かけ万歩計を活用して、1日6000歩ほどを目標にしています。雨の日はホームにある自転車こぎマシンを朝、昼、夕に乗っています。
歩くだけでなく、ホームの体操教室に週4日参加してペットボトル体操などをしています。指導してくださる先生がとても親切なので、飽きることなく継続できます。ホームでの楽しみは、体操のほかに3ヶ月に1回、有名な俳句の先生による俳句教室があります。下手の横好きですが、頭の体操になって認知症予防に最適だと思います。
実は入居してすぐに検査入院したほど身体が弱っていたのですが、こちらのホームに入居してから健康を取り戻しました。

居室にあるお風呂に入浴し、パソコンで戦争体験記を綴られるK様。入居者会議に欠かさず出席し、よりよいホームづくりへの意見交換も活発にされています。

こちらのホームには、自立支援棟と介護棟があり、私の部屋は風呂やキッチンがついている自立支援棟にあります。洗濯は週に1回ホームでしてくれるのですが、他の日は自分でランドリー室にいって洗濯をしています。スタッフの方たちからは、いつでも何でもお手伝いしますと声をかけてもらっていますが、できる限り自分でできることはしたいと思っています。
居室で過ごす時間は、読書や書き物をしています。かねてから書き進めていた戦争体験記をパソコンで推敲。プリントして周りの人や息子たちに渡したところ、続編として自分史を書いてほしいと言われました。書くことは好きですし、気分転換によいので少しずつ書いていくつもりです。
最近、ホームでは自治会のような入居者会議が始まり、私は毎回欠かさず出席して自由に意見を言わせてもらっています。ホームをよりよくしたいというホーム長の熱意が伝わり、私も一緒に企画などを考えていきたいと思っています。
見学のときに感じた印象どおり、こちらのホームはとても快適です。私は毎日が忙しいほど、十分にホームでの生活を楽しんでいます。

取材の最後にK様が毎日つけられている金銭出納簿を見せていただきました。月ごとに決算されるほどの完璧な金銭管理にスタッフも驚きの声を上げつつ、

「入居者会議では貴重なご意見をいただいています」と頭脳の明晰さは折り紙つきです。

page-top