体験談
vol
52

車椅子が必要になってホームに入居した父。リハビリで歩けるようになり、囲碁を楽しむ生活を送っています。

2018年08月01日
  • ご入居時期
    2018年2月
  • ご入居者様
    87歳 男性
お話を
伺った方
K様58歳(ご長女)
ホーム名
メディカルホームくらら三鷹

お父様は同居する弟様家族にサポートされながらも、身の回りのことは自分でされていましたが、足の傷口からの感染症で入院。K様は弟様と相談されて老人ホーム入居を決めました。

父は8年前に脳出血を起こしましたが、リハビリで杖をついて歩けるようになりました。右足に少し後遺症が残り、時々足底筋膜炎の痛みに悩まされてはいたものの、母と二人で家事をしながら、天気のよい日は公園や川沿いにバードウォッチングに出掛ける穏やかな生活を送っていました。4年前に母が脳梗塞で倒れたことをきっかけに、弟家族が同居を始めて父の生活を支えてくれました。3年前に母は亡くなりましたが、父は買い物や通院などを弟家族に手伝ってもらいながら、洗濯や身の回りのことを自分でしていました。
毎年寒くなると後遺症が残る右足が冷えてむくみ、しもやけのような傷口がなかなか治らずに訪問診療と訪問看護をお願いするようになりました。徐々に歩行のバランスが取りづらくなったようで転倒が多くなり、自室や廊下などに手すりを張り巡らせて、外出には車椅子を使用するようになりました。弟家族に世話をかけることが多くなり、私も家事と仕事に追われて月1回実家に行くのが精一杯。医療的ケアに対応してもらえる老人ホームへの入居を考え始めていました。
そして今年2月、右足かかとの傷口からの感染が原因で高熱が出て入院しました。10日あまりの入院生活で車椅子の生活になり、急いで老人ホームを探すことにしました。

短期間でホーム探しをするために体験者のご友人に意見を求めたところ、ベネッセのホームをすすめられたK様は、実家にほど近い「メディカルホームくらら三鷹」をご見学。アットホームな雰囲気と親身な対応に入居を決められました。

私はインターネットで老人ホームを検索しつつ、ベネッセのホームにお母様が入居されている友人にメールで相談しました。すぐに「ベネッセのホームに入居した母や親戚は、口を揃えて『入居してよかった』と言うので、何人か友人にも紹介したほどですよ。」と返信をいただきました。
そこで私は、都心の我が家近くと実家近くの医療的ケアに対応できるベネッセのホーム2つを候補にしました。それぞれのホームページの画面をプリントして入院先の父に見せながら、「ホームに入居すると家事はスタッフの方にお願いできるので、お父さんは今より自分の生活を楽しめるようになると思うけどどう?実際に入居された方は満足されているみたいよ。」と話しました。
父は2つの候補のうち実家近くの「メディカルホームくらら三鷹」を希望しましたので、すぐに見学にうかがったところ、アットホームな雰囲気と実家周辺と似ている環境が父に合っていると思いました。さらに、これまで訪問診療でお世話になってきたドクターに、引き続きかかりつけ医としてお世話になりたい旨ご相談したところ、ホーム長様が「大丈夫ですよ。」と快諾してくださいました。私はこれからもいろいろなことをご相談できるホームだと確信して、早速父の入居をお願いしました。

車椅子で入居されたお父様は、リハビリで1ヶ月後には杖をついて歩けるようになりました。好きな囲碁をしたり、旬の野菜を収穫して味わうなど、ホームの生活を積極的に楽しみながら、K様とは昔なじみの公園などに出掛けていらっしゃいます。

父の精神的な負担を考えて、「まずは体験利用をしてみて、決めるのはそれからで構わないからね。」と話して、病院を退院すると直接ホームへ引っ越しました。父は1週間で「皆よくしてくれて、なかなかいいよ。」と気に入ってくれてほっとしました。入居した時は車椅子の生活でしたが、機能訓練指導員の方のご指導のもとスタッフの方々が朝、昼、夕の食事ごとにダイニングまでの距離を根気よく歩かせてくださって、屋内では杖をついて歩けるようになりました。
囲碁が好きな父は、ホームのお仲間と対局に集中することもあるようです。ホームでは中庭で野菜や草花を育てていて、トマトやナスやきゅうりなど旬の野菜を収穫していただいているそうですが、父も積極的に参加しているとスタッフの方からうかがって嬉しく思いました。
私は時々ホームを訪問した際に、父と一緒に昔自転車で通った公園やお寺などに車椅子を借りて出掛けることもあります。父は、私が聞いたことのない母との思い出話を聞かせてくれて楽しいひとときを過ごしています。現在、父は自分の足で、昔通ったバードウォッチングのスポットを歩くことを目標にして、毎日部屋で足のトレーニングをしたり、リハビリの先生やスタッフの方と中庭を歩いて頑張っているようです。弟家族や父の親しい友人の方もホームを訪ねてくださいますし、住み慣れた地域で安心できる老人ホームに出会えて、本当によかったと思います。

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