体験談
vol
26

ホームに入居して物盗られ妄想が治まり、険しい表情が和らぎました。

2016年11月02日
  • ご入居時期
    2009年1月
  • ご入居者様
    86歳 女性
お話を
伺った方
M様56歳(ご長男の妻)
ホーム名
メディカル・リハビリホームくらら大泉学園

78歳で認知症を発症したお義母様は、お義父様とヘルパーさんの介護を受けて2人暮らしをされていましたが、お義父様が肺癌で急逝され一人暮らしに。M様ご夫婦は多忙な仕事をもちながらサポートされていましたが、物盗られ妄想などの症状が激しくなり、老人ホーム入居を考えました。

私たち夫婦も義弟も、仕事で遠方に住んでいたので義両親は東京で2人暮らしをしていました。8年前、義父から「お母さんが怒りっぽくなって、人が変わってきた」と連絡があり、義弟が付き添って病院で受診し、アルツハイマー型認知症と診断されました。しばらくは、義父とヘルパーさんの介護で穏やかに暮らしていたのですが、義父が肺癌で急死して義母は一人暮らしになりました。
義父の肺癌があきらかになる直前の頃に、夫の転勤で私たちは東京に戻れたので、同居を考え義母に家の改築を提案したのですが、家への愛着が強く断固拒否されました。夫は多忙を極め、私も仕事をしていたのでヘルパーさんに毎日きていただき、私は週2回通って家事などの手伝いをしていました。独身の義弟は、東京出張のたびに実家に泊まってくれ、なんとかこのペースで義母の一人暮らしをサポートできると考えていたのですが、物盗られ妄想が激しくなり、「お金がなくなった」「着物や宝石を盗られた」とヘルパーさんを疑い、険しい表情で「警察に訴える」と激昂する回数が多くなりました。とうとう私まで疑うようになって、連日私たち夫婦と義弟の自宅や携帯に40回以上も電話をかけ、「嫁が盗んだ」と怒ったり、呼びつけられたりして私たちは心身ともにクタクタになりました。
老人ホーム入居を考えた最後のきっかけは、ある日「かぎをなくした」と、窓ガラスを蹴破って家に入ったことでした。幸い、ケガもなくヘルパーさんの来る時間だったので連絡を受けてすぐに対処できましたが、このままでは到底一人暮らしは続けさせられないと私たちは話し合い、老人ホームを探し始めました。

自宅への愛着心が人一倍強いお義母様のために、近所のホームを探していたところ、ケアマネジャーから新しくできたばかりの「メディカルホームくらら大泉学園」を紹介されてM様はご主人と見学に行きました。明るい雰囲気と気持ちのよいスタッフの対応で入居を決めました。

ケアマネジャーさんに紹介されて夫と見学に行ったところ、こちらのホームは日当たりがよく明るい雰囲気で気に入りました。スタッフの方に義母の状況を話したところ、「一人暮らしは困難ですね」とやさしく言われ、大変だった日々の重い気持ちがスッと取れ、目の前が少しだけ明るくなりました。
自宅から離れることを嫌がる義母を義弟が壊れたガラス窓を見せて説得し、体験利用しましたが、「迎えにきて」と何度も電話がありました。スタッフの方たちに相談したところ、「お義母様のことは私たちに任せてください」と言われ、心強かったです。電話の応対には、「今は迎えにいけないから、もう少しそこにいて」と家族みんなが口をそろえるようにアドバイスしていただきました。
スタッフの方たちの細やかなお世話のおかげで体験利用期間の終わりを迎える頃から、義母の険しい表情も少しずつ和らぎ、そのまま入居しました。自宅のことを心配する義母のために、ホームとは別にヘルパーさんをお願いして週2回の日中、短時間だけでも自宅で過ごすようにしました。また、外出が好きな義母を私たちが外食や歌舞伎に連れ出したり、義弟が温泉旅行に連れて行ったりすることで、義母も楽しそうに暮らしていましたが、4年前から外出も困難になり、認知症も進行し自宅で過ごすこともなくなりました。
ホームでは、併設された保育園の子どもたちとの交流や音楽などのアクティビティに積極的に参加しています。今でも時々、「部屋の化粧品がなくなった」「着物を盗られた」とスタッフの方たちに訴えますが、「ご次男様が、預かっていらっしゃるから安心してください」と対応していただくと落ち着くようです。私に対しては、まだまだ疑いの気持ちがあるので、ホームに入居しスタッフの方たちに義母をお任せできて良かったです。

M様のお母様(87歳)も認知症で要介護4。M様と一緒に介護をされていた妹様が急逝され、M様は介護を一手に引き受けることになりました。お義母様がホームで穏やかに暮らしていることで、ダブル介護の大変さが軽減され、「本当に助かっています」とおっしゃいます。

私たち夫婦の住まいは、私の実家の隣です。長年、母と同居する妹と一緒に介護をしてきましたが、妹が急死して介護の大変さだけでなく相談や共感できる相手がいなくなって、途方にくれました。母は、認知症だけでなく車椅子なので身体的な介助が必要です。現在は、ショートステイを利用しながらやりくりしていますが、私の体が悲鳴をあげる寸前です。義母の老人ホームでの安心した暮らしを経験したので、母のホーム入居も検討しているところです。
義母が入居して7年経ちますが、年を重ねるごとにこちらに入居して良かったという思いが強くなります。義母の日常を一緒に過ごしてくださるスタッフの方たちがいることや24時間看護職員さんがいらっしゃるので、健康状態を密に連絡がとれることが安心感につながります。それだけでなく私にとっても介護の相談ができたり、共感を得られたりすることで大変な毎日を乗り越えていけます。これからもスタッフの方たちに相談しながら、夫と義弟と3人のチームワークで義母をサポートしていきます。

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