体験談
vol
15

最悪だった体の状態が、入居してからめきめき回復。「このホームはあたり!」とお仲間と楽しく過ごしています

2016年06月07日
  • ご入居時期
    2014年5月
  • ご入居者様
    87歳 女性
お話を
伺った方
M様63歳(ご長女)夫妻・ご本人様
ホーム名
ここち平塚弐番館

ご主人を亡くされてから一人暮らしを続けていたお母様が、骨粗鬆症による圧迫骨折や脚のむくみで車椅子生活になりました。ご長女ご夫妻はお母様と相談して、ホーム入居を決め、探し始めました。

6年前に父が亡くなった後、気が抜けたようになった母を心配して、私は週に1~2度のペースで母の家に通っていました。徐々に一人での生活にも慣れ、元々の明るい性格を取り戻し、ご近所のお友達とお茶を飲んでおしゃべりをするなど一人暮らしを楽しむようになったのですが、3年目あたりから、骨粗鬆症が原因の圧迫骨折が起こり始めたのです。しだいに背中が丸くなって、首も支えきれずずっと下を向いたような姿勢になりました。腰や背中の痛みがひどくなり、ベッドで横になって眠れず、「座ったまま布団をかけて寝ているの」と聞いたときは驚きました。
体の痛みがあるので家にこもりがちにもなりました。運動不足のためか脚が象のようにむくみ、さらにばい菌が入ってひどく膿んでしまったのです。病院に受診しましたが、原因不明といわれ途方にくれました。
結局、車椅子生活になり一人暮らしはできないし、私たち夫婦も通いで介護を続けることは、年齢的に難しくなると考え、ホームへの入居を決めました。そして、さまざまなホームのパンフレットを集めて、母と検討し始めました。

一足先にここち平塚弐番館に入居されていた伯母様から「このホームはとてもいいよ」と勧められ、見学。お母様もM様ご夫妻もとても気に入り、入居を決めました。スタッフのサポートで夜は介護ベッドで眠れ、原因不明といわれた脚の潰瘍も完治しました。

母はホーム入居に積極的でした。いろいろな会社のパンフレットを比べて、施設数が多く実績があり、スタッフの方たちへの教育がちゃんとしているベネッセのホームにしようと親子で意見が一致。場所は、母が生まれ育った神奈川県の平塚にしようと決めました。平塚には、ここち平塚壱番館と弐番館の2軒がありましたが、実は母の姉が一足先に「ここち平塚弐番館」に入居していたのです。
伯母に住み心地を聞いたところ、「このホームはとてもいいよ」と勧められました。母も私も伯母と一緒なら心強いと思いましたが、一応見学に行きました。すると、ホームは清潔感があってきれいだし、雰囲気が明るくて親子共に気に入りました。経済面でも妥当な額だったので、入居を決めました。
入居したとき母の体は、最悪でした。うつむいた姿勢で車椅子でしか移動できないので洋服の着脱から、入浴まですべてスタッフの方たちの手を借りていました。
ところが、入居してすぐに私たちがホームを訪ねたとき、母が明るい顔で「夜、眠れるようになったの!」と嬉しそうに報告してくれたのです。なんでも、夜の見周りに訪れたスタッフの方が、介護ベッドの調節をしてくださり、痛みを感じずに眠れるようになったそうです。私の夫は、「介護ベッドを自宅に設置していたとしても、介護の素人である僕たちには使いこなせなかっただろうね。本当によかった」と感心していました。
原因不明といわれた足の潰瘍も、ホームのスタッフの方が皮膚科の先生の往診をお願してくださり、適切な処置をしていただきました。くさい膿がでる患部を毎日丁寧に洗い、薬を塗るなど、娘の私ですら躊躇するぐらい大変な処置を根気よく続けていただき、きれいに完治しました。スタッフの方たちには、頭の下がる思いです。

みるみる元気になったお母様は、体操を続けて姿勢がよくなり、杖をついて歩けるようになりました。コミュニケーション能力を発揮してたくさんのお仲間と楽しく暮らしています。

母は夜ぐっすり眠れるようになり、潰瘍が完治してからみるみる元気になりました。元々、アメリカに夫婦で渡って仕事をしたり、帰国してからは私たちを育てながら通訳をしたりしていた、ワーキングマザーのはしりだった母。コミュニケーション能力が驚くほど高く、積極性があるので誰ともでも仲良くなれる羨ましいほどの性格の持ち主です。
ホームでもお仲間と仲良くおしゃべりしたり、アクティビティにも楽しんで参加したりして、ホーム生活を満喫しています。特に、体操の時間はリハビリと思ってかスタッフの方たちがびっくりするほどがんばり、そのおかげで、首の筋力がついてまっすぐ顔を上げられる姿勢がとれるようになりました。今では、車椅子を卒業して、杖をついてホーム中を自由に歩いています。腰や背中の痛みがとれたので整形外科への通院も終わりました。
私たち夫婦は、隔週でホームを訪問しておしゃべりしたり外に連れ出したりして母との時間を楽しんでいます。母は「みなさんと仲良くおしゃべりして笑ったりするのが大好き」とニコニコ話してくれます。このホームに入居して本当によかったです。

「このホームはあたり!」と満面の笑顔でお話ししてくださったお母様。自分自身の悩みは一切ないけれど、「姉の認知症が進行しているのが心配」と気遣っておられました。

食事のときは、まわりの入居者の方たちのお手伝いをする気配りを見せて、スタッフの方たちからも愛される素敵なお母様です。

page-top