体験談
vol
7

ホームのサービスをフル活用してアクティブだった母の楽しみを支えています

2016年03月07日
  • ご入居時期
    2013年8月
  • ご入居者様
    92歳 女性
お話を
伺った方
K様 63歳(ご長女)
ホーム名
アリア杉並宮前

Kさんのお母様は、ご主人が他界されてから13年間、お一人で自立した生活をされていました。お友達と旅行をしたり、絵を描かれたり、とてもアクティブに過ごされていたそうです。

「私はいずれ母と一緒に暮らしたいと望んでいましたが、母の突然の脳梗塞で状況が一変してしまいました。幸い処置が早く後遺症もなかったため、しばらくはヘルパーさんと乗り切っていたのですが、その後、心筋梗塞を起こしてしまって。そのとき、お医者様から『梗塞は二度目ですから、今後は24時間の見守りが必要です』と言われ…」

見守り体制のしっかりした施設を探すしかない、と考えたKさん。その矢先「このホームはどうかしら」と提案されたのは、お母様ご自身だったそうです。

「私はまったく知らなかったのですが、母はお友達とホーム探しをしていたようです。ただ、母が気に入ったのは自分が住む地域のアリアシリーズのホームで、私の家からはかなり離れていました。私ができるだけ頻繁に通いたいと思っていることを伝えると、今度は私の家の近くにアリアができるという情報を聞きつけて『ここなら、どうかしら?』と。そこは私の家から自転車で10分の距離だったので、すぐに見学することにしました。

こちらのホームは、規模が大きすぎないのがよかったですね。母は、スタッフの方に来ていただきたいときに気兼ねなく呼ぶことができて、すぐに駆けつけてもらえるような距離を望んでいました。入院していたときに、ナースルームが遠くて不安を感じたようなので」

お母様が入居されてからは、ホームに慣れるまで毎日通われたというKさん。今も頻繁に訪ねて、ご一緒に出かけたり、会話をしたり。環境が変わっても、お母様のそれまでのライフスタイルや楽しみをできるだけ守っていきたいと、さまざまな工夫をされています。

「母はもともと買い物や旅行が大好きで、ほとんど家にはいないような人でした。ですから、私が来たときは車いすを押して2〜3時間散歩したり、買い物に出かけたりしています。車での送迎サービスがあるのもとても助かります。デパートや植物園まで遠出したこともありますし、少し離れた父のお墓まで行っていただいたときは母も喜んで、本当にありがたかったですね。アクティビティもなるべく参加できるように、予定が出ると私がチェックして壁のカレンダーに時間と内容を書き込んでいるんですよ。母のお友達をお誘いして、こちらで個室を借り、『おもてなし食』を用意していただいて昼食会を開くこともあります。お友達とおしゃべりする母はとても楽しそうで。これからもホームのサービスを利用しながら、母の楽しみを支えていきたいと思っています」

寒い日でも、厚着をして散歩に出かけると「風が気持ちいいわねえ」とおっしゃるというお母様。

いつまでもお母様らしく過ごしてほしいと願うKさんの強い思いを感じました。

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