体験談
vol
24

帰宅願望が強かった母が、入居1ヶ月後から社交的で明るい性格を発揮。イベントや外出を満喫しています。

2016年08月25日
  • ご入居時期
    2016年1月
  • ご入居者様
    84歳 女性
お話を
伺った方
O様57歳(ご次男)
ホーム名
グランダ南山

20年以上前にご主人を亡くされてから長年一人暮らしをしていたお母様。社交的で明るく、ご近所に住むご次男も安心していましたが、80歳を過ぎた頃から物忘れが多くなりました。外出して家に戻ってこられなくなることもあり、ホーム探しを始めました。

実家の近所に住んでいた私は、時間があれば一人暮らしの母のもとによく顔を出していました。明るくて元気だった母に変化が現れたのは、80歳を過ぎてからです。料理を作らなくなったり、同じ洋服を着ていたり、物忘れが多くなりました。母自身も自分の変化に気づき、日常生活への不安を訴えるようになりました。
病院で認知症と診断され、認知症の進行を遅らせる薬を飲み始めました。同時に、毎日2時間ほどヘルパーさんに来ていただき、掃除や食事など家事のサポートをしてもらいました。私も以前より頻繁に実家を訪ね、家政婦さんも頼みました。
それでも24時間誰かが一緒にいるのは難しく、母は一人の時間ができると外出してしまい、タクシーに乗って行き先がわからず、家に戻ってこられなくなることもありました。このままでは、一人暮らしは難しいと考え、2~3年前から老人ホームを探し始めました。

ご実家とご次男の自宅近くで、ご次男が仕事帰りに立ち寄れる立地が条件で探したホームの中で、ご入居を決めたのは「グランダ南山」でした。キャンセル待ちをしてようやくご入居。当初は、帰宅願望の強かったお母様でしたが、1ヶ月後、スムーズにホームに溶け込まれました。

ホーム選びの条件の地域にあるホームをいくつか見学しました。その中で、立地だけでなく閑静な住宅街にあり雰囲気が母に合うと思ったのが「グランダ南山」でした。見守りもあるので夜間の対応をしていただけますし、ふらりと外出してしまいそうな母には充実したセキュリティも安心でした。
「グランダ南山」に入居を決めたのですが、あいにく満室だったのでキャンセル待ちを申し込みました。昨年10月に空き室が出て、12月入居を目指しました。しかし、入居への母の不安を取り除くのに少し時間がかかり、結局今年1月初めに入居できました。
入居してすぐには、帰宅願望が強く、私が仕事帰りや土日に訪ねると「帰りたい、帰りたい」と訴えました。そのたびにスタッフの方たちが根気よく温かく接してくださり、1ヶ月たった頃から、スムーズにホームに溶け込めるようになりました。
入居してから1度、母が38度台の高熱を出しましたが、スタッフの方がホームの担当医とすばやく連携し、検査後薬を処方していただいたおかげで、翌日には熱が下がったことがありました。こうした対応を含めて、本当にこのホームに入居してよかったと思っています。

ホームの暮らしにすっかり溶け込んだお母様は、和洋中のバラエティに富んだ食事に舌鼓を打ち、毎月行われる外出イベントや季節の行事を楽しんでいるそうです。お母様の笑顔が増えO様は感謝の気持ちを持たれています。

私はホームに来るたびに、スタッフの方たちの入居者である高齢者の方たちへの尊厳といたわりを持った接し方に感心しています。毎日の細かい出来事の情報をスタッフ間で共有し対応する介護体制にも家族として安心感があります。
そのおかげで、もともと社交的でおしゃべり好きな母の性格が発揮できるようになりました。他の入居者さんたちに積極的に話しかけているようですが、なんといっても若いスタッフの方たちと話すことが大好きなようです。
入居当初は、食事も進まないことがありましたが、今では毎食残さず食べています。献立も和洋中とバラエティに富み満足しているようですし、フレンチやミニ会席などのイベント食も楽しみにしています。
また、外出も母の大好きなことのひとつ。4月には桜の名所へのお花見、5月には庭園へのお出かけがあり喜んでいました。一人暮らしのときには、私は母をどこかにつれていく気持ちや時間の余裕がありませんでしたが、今は、スタッフの方たちやお仲間との外出を楽しんでいます。家族としてとても感謝しています。そのほか、どじょうすくいや七夕飾りなど季節のイベントが多く、母の笑顔が増えました。
一人暮らしではできなかった楽しみがホームに入居して格段に増えて本当によかったと思います。母にとって安心して暮らせる居場所になりました。

O様がホームに訪ねてくるたびに、お母様は満面の笑みを浮かべて「うちの息子なの」とうれしそうにスタッフたちに紹介されるそうです。

そのお顔は、入居当初の不安に満ちた表情は一切消え、誇らしげな母の顔になるそうです。

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