各種地域密着型施設とは?
2006年から、高齢者が認知症や要介護状態になっても住み慣れた地域で暮らし続けられるように、介護サービスのひとつとして「地域密着型サービス」が始まりました。原則として、利用は要介護(要支援)認定を受けた市区町村の住民に限定され、小規模な施設で顔なじみの職員から介護や看護を受けたり、自宅で頻繁にサービスを受けたりするのが特徴です。地域密着型サービスが受けられる施設としては、身の回りのことができる認知症の人が少人数で家族のように暮らせる「グループホーム」、認知症の人を中心に通所、宿泊、自宅での介護が受けられる「小規模多機能型居宅介護」対応施設などがあります。また、自宅で受けられるサービスには、24時間対応で1日に短時間、複数回訪問介護・看護を受けられるサービスである「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」などがあります。
各種地域密着型施設の種類※1
施設の名称 | グループホーム (認知症対応型共同生活介護)詳しく見る |
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入居対象者 | 自立 | × |
要支援 | 要支援2 | |
要介護 | 〇 | |
入居時の費用※2 | 30~50万円程度(不要な施設も) | |
月額費用(目安) | 12~25万円程度 | |
付帯サービス | 食事 | 〇 |
緊急時の対応 | 〇 | |
介護 | 〇 | |
終のすみかになる | 多くの場合、ならない(看取り介護をしているところもある) |
- ※1 ほかに、地域密着型の特定施設や特養(サテライト型特養)がある。
- ※2 入居時の費用は、あくまでも目安。各施設により異なる。